声を基点に文書作成「JUSTボイスライター」「詠太」					声を基点に文書作成「JUSTボイスライター」「詠太」

声を基点に文書作成「JUSTボイスライター」「詠太」

一太郎2026 プラチナは「声を基点にした文書作成」を強化しました。新搭載の「JUSTボイスライター」は高性能な文字起こし専用ソフトとして、長時間のインタビューや多数の話者が含まれる音声などを短時間・高精度で解析して文章化します。また、音声読み上げソフト「詠太16」は読み分け機能を強化。文章を耳で確認してブラッシュアップするのに役立ちます。

音声文字起こしソフト「JUSTボイスライター」

リアルタイムの音声や収録済みの音声・動画ファイルから、高精度な音声認識でテキストに変換できる、本格派の文字起こしソフトを、プラチナ限定で初搭載しました。

高精度・高セキュリティの文字起こし環境を一太郎にプラス

JUSTボイスライターは、ディープラーニングの発展技術であるリカレントニューラルネットワークのLSTM(Long Short-Term Memory)技術を活用した音声認識エンジンを採用しています。

日本語に特化した豊富な学習データ、会話の早さやアクセントに左右されない設計、周囲の話し声などのノイズを効果的に除去する機能などによって、高い認識精度で日本語の文章を出力します。

また、完全なオフライン環境で動作し、インターネットにデータを送信せず、音声処理はパソコン内で完結します。機密性の高いデータ、公開したくない音声を外部に送信せず適切に処理できて安心です。

音声・ファイルから文字起こし

事前に収録された音声や動画ファイル(WAV・MP3・MP4)に加えて、会議やインタビューなどではマイクからのリアルタイムの音声も文字起こしできます。
1時間の収録ファイルであれば、最短10分程度で文字起こしが完了。収録時間よりも短い時間でテキストに出力されます。

また、話者の識別、ケバ取り、句読点の有無を設定できます。

話者の識別

数人が話している音声は、[話者の識別]をオンにすると、「誰がどの部分を話しているのか」を自動で判別し、話者情報を付加した形で文字起こし結果を出力します。

設定を変更すれば、最大20人まで聞き分けることが可能です。

ケバ取り

会話に入り込む「あのー」「えー」のような言葉を取り除き、文章を読みやすくします。

逆に、研究やカウンセリングなどの場では、[ケバ取り]をオフに設定し、会話のニュアンスを可能な限り正確に記録することもできます。

句読点の有無

文字起こしの結果に自動でテンやマルを挿入するかどうかを設定できます。

文字起こし結果を確認・編集

文字起こし結果が表示された画面では、時系列表示で内容を確認できます。

文字の修正は、経過時間と話者情報(アイコンと名前)、発話内容がひとまとまりとなった「ブロック」ごとに行います。

話者の名前を設定すると、同じ話者のブロックすべてに反映されます。

  • 対象のブロックのみに反映することもできます。

ピンポイントで音声を再生可能

文字と音声がブロック単位で紐付けられていて、ブロックごとに再生できるので、内容確認がスムーズに進んで大助かり! 作業時間の短縮に大きく貢献します。

自動で区切られたブロックは、分割や前後との結合を手動で行って区切り位置を変更できます。

認識できない語を単語登録

JUSTボイスライターで認識されない固有名詞や業界用語・社内用語などの単語を登録することができ、認識精度アップに役立ちます。

一太郎などのアプリと連携

JUSTボイスライターに表示された文字起こし結果は、一太郎2026に直接貼り付けられます。
[発話内容]以外に、[経過時間][話者の名称]の貼り付けも設定できます。

  • テキスト形式。一太郎2025以前には連携しません。

クリップボードへの貼り付けを行えば、花子やJUST Office 6 Personalなどの他アプリケーションでも利用できます。

音声読み上げソフト「詠太16」

詠太(えいた)は、人の声に近い自然な音声が特長の音声合成技術「ReadSpeaker」を使用した音声読み上げソフトです。
さまざまな用途で利用できますが、特に定評あるのが「耳で聞く」文書校正への活用です。文法的に問題なく、目視で間違いがないように見えても、口頭で読み上げると不自然な言い回しや思わぬミスに気づくことがあります。詠太に文章を読み上げてもらうことで、手軽に文章を確認して、品質を高められます。

選べる5人の話者

日本語のRISA/ERICA/AKIRA/TAKERUと、アメリカ英語のJULIEを搭載しています。

RISA

RISA

ERICA

ERICA

AKIRA

AKIRA

TAKERU

TAKERU

JULIE

JULIE

  • 「聴く」ボタンから、各話者の音声を試聴できます。

デモページで声を試聴する

聴きたい文章を自由に入力して5人の話者の読み上げを確かめたい場合は、こちらをお試しください。下記のリンクをクリックすると、ReadSpeakerのデモページで音声読み上げを体験できます。

  • デモページは、「ReadSpeaker」の音声確認用のものです。
  • 言語と話者を選択してください。詠太16には、日本語のRISA/ERICA/AKIRA/TAKERUと、アメリカ英語のJULIEを搭載しています。
  • 音質は詠太のものと一部異なります。

詠太ならではの高度な読み上げ機能

読み上げのトーンや間の長短、「英文」の読み分けなど、文書の内容に適した設定が行えます。

文書のイメージにマッチする自然な読み上げによって、文書の表現や流れにさらに磨きがかかります。

読み分け設定を強化

詠太では、括弧で囲まれた会話文や引用符で囲まれた引用文を異なる話者で読み分けたり、英文を英語話者で読み分けたりすることができます。

詠太16では、この読み分け機能を強化し、読み分けする話者の再生スピードと声のトーン(高低)を個別に調整できるようになりました。
これにより、より聞き取りやすく、自然な読み上げで文章を確認することができます。

「日本語文」「英文」を読み分け

日本語文と英文に応じて、日本語話者と英語話者を自動的に切り替える機能が、一太郎の文書以外でも利用できます。

  • 単体の読み上げツールの「詠太」、クリップボードの情報を読み上げる「どこでも詠太」でも利用できます。

引用や会話文の読み分けに便利な「読み分け機能」

括弧や引用符で囲まれた文章を、設定した別々の日本語話者が読み上げる機能が登場しました。括弧の種類ごとに話者を割り振り、文書の引用部分や小説の会話文などを各話者が読み分けます。
括弧を読み分けるには、[読み分けの設定]ダイアログボックスで括弧ごとに話者を設定します。

引用・補足説明で
小説や台本の会話文で
  • 括弧の読み分けの対象は一太郎文書のみとなります。

間の設定

文書を読み上げる声のトーン、句読点・記号・括弧でとる間を詳細に設定して、文体や内容に合わせた自然な読み上げとすることができます。
疑問符(?)や感嘆符(!)への設定も可能。疑問符や感嘆符を多用する小説なども、より人間に近い音声で読み上げます。

一太郎の「文書校正機能」と連携

一太郎の文書校正機能と連携。校正結果の指摘個所だけを順次読み上げたり、指摘個所を含む文章だけをピックアップして読み上げたりなど、全文読み上げに加えて、さらに効果的な校正作業が実現できます。
文書校正の際には画面で見るだけでなく、音声でも聞くことで、誤りに気づきやすくなります。

機能機能の内容
文書を読み上げカーソル位置から文書末に向かって読み上げを開始します。[アドイン-詠太]を実行して、操作パネルから[再生]を実行したときと同じ動作です。
指摘個所を含む文章を読み上げカーソル位置から文書末に向かって本文の読み上げを開始します。文書校正での指摘がない文章については読み上げをスキップします。指摘個所を含む文章だけを聞き流したいときに便利です。
指摘個所と理由を読み上げ指摘個所の文字列と指摘理由だけを順次読み上げていきます。同時に指摘個所にカーソルが移動し、表示内容が切り替わります。
指摘個所の切り替え時に自動で読み上げ設定がONの場合は、ツールパレットに表示している指摘内容が変更されたときに、指摘理由を読み上げます。
本文やジャンプパレットで指摘個所を切り替えながら、耳で指摘理由を確認することで修正個所の見逃しが減ったり、目が本文から離れずに操作を行えたりなど、使い方の幅が広がります。

クリップボードの文字を読み上げ「どこでも詠太」

「どこでも詠太」は、クリップボードを監視し、文字列がコピーされると自動でその文字列を読み上げます。「どこでも詠太」を利用すれば、直接の読み上げに対応していないアプリケーションをお使いの場合でも、アプリケーションにコピー機能があれば、詠太の読み上げ機能を利用できるようになり、詠太の利用範囲が大きく広がります。

「どこでも詠太」はタスクバーの通知領域に表示される*1常駐型アプリケーションです。

タスクバーの通知領域のアイコンをクリックすることで、読み上げ状態(クリップボードを読み上げるかどうかの状態)の切り替えが可能なため、通常の文書編集などで読み上げが不要な場合には、一時的に読み上げを停止しておくことができます。

  • *1タスクバーの通知領域に表示させる設定が必要です。
    タスク バー上の右クリックメニューから[タスク バーの設定]を選択し、「タスク バー コーナーのオーバーフロー」をクリックし、「どこでも詠太」をオンにします。

CSVファイルから詠太の辞書へ一括登録

CSVファイルから一括して辞書へ単語を登録できます。大量の単語登録や専門用語、リスト化している言葉を登録する場合に便利です。
日本語話者用だけでなく、英語話者用の登録にも対応しています。

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