レコードを編集する
レコードのデータを編集します。
編集したデータは、CSVファイルに出力したり、ほかのアプリケーションで利用したりすることもできます。
※カレンダー表示の場合でも同じ操作でレコードを編集することができます。また、カレンダービューの場合は別の方法でレコードを編集することもできます。 → 詳しい説明
レコードのデータを編集する
- 1ユーザーあたりの同時に開くことができるダイアログボックスの数
レコードの排他制御が有効な場合、初期設定では1ユーザーにつきダイアログボックスを2つ(設定により変更可能)まで同時に表示してレコードを編集することができます。1ユーザーあたりの同時に開くことができるダイアログボックスの数が上限に達した場合、レコードの追加・編集時に編集中のレコードを解放するか確認するダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックスの「解除する」を選択すると、編集中のレコードを解放し新たにレコードを追加・編集できるようになります。 - レコード編集ダイアログボックスを閉じずにブラウザーを閉じてしまった場合
レコード編集ダイアログボックスを閉じずにブラウザーを閉じてしまった場合、元のログインセッションがタイムアウトするまで、そのレコードは編集中のままとなり他のユーザーが編集することはできません。この状態を解除するには、以下の方法をとることができます。- ユーザー名メニューに表示される「レコード編集ロックの解除」を選択し、ユーザーがロックしたレコードを全解除します。
- 再度ログインして該当レコードを編集して編集状態を解除します(該当レコードのみの解除はこの操作をして下さい)。
- 管理者に連絡し、強制ログアウトしてもらいます。
レコードのデータを編集して、内容を更新します。
レコードを1件ずつ編集するほか、複数のレコードのデータを指定した値でまとめて更新することもできます。
レコードを1件ずつ編集する
レコードのデータを1件ずつ編集します。
※レコードの排他制御が有効な場合、自分、またはほかのユーザーが編集中のレコードに対して新たに編集を開始することができません。ただし、管理者(システム管理者、フォルダー所有者、データベース所有者)および編集中のユーザーが自分だった場合は編集状態を解除して新たに編集を開始することができます。
- データベース閲覧画面で、編集対象のレコードをダブルクリックします。
[レコードの編集]ダイアログボックスが表示されます。※編集対象のレコードをクリックするか、左端のチェックボックスをクリックしてオン(
)にし、コマンドバーの
をクリックするのも同じです。
- 各項目の内容を編集します。
- 編集できないフィールドがある
自動入力グループのフィールドは編集できません。
それ以外のフィールドでも、使用するレイアウトによっては編集禁止に設定されていることがあります。
フィールドの編集禁止は、レイアウトごとに設定できます。そのため、異なるレイアウトを選択すると、そのフィールドを編集できる場合があります。
- 入力のヒントを参照する
データベースの作成者などにより、フィールドに対して[入力のヒント]が設定されている場合は、その内容を参照して入力の手がかりにします。
設定されている場合は、該当フィールドの設定欄にポインターを合わせると、説明がツールチップで表示されます。 - 入力のヒントを参照する
データベースの所有者などにより、フィールドに対して[入力のヒント]が設定されている場合は、その内容を参照して入力の手がかりにします。
設定されている場合は、該当フィールドの設定欄にポインターを合わせると、説明がツールチップで表示されます。 - 入力を制限される文字種を確認する
文字列(1行)フィールドや文字列(複数行)フィールドの入力欄の左側にが表示されている場合は、そのフィールドに入力できる文字種が制限されています。
をクリックすると、文字種の制限をアイコンで示す吹き出しが表示されます。
アイコンの意味は、次のとおりです。
許可 禁止 文字種 全角文字すべて 半角文字すべて 全角英大文字 半角英大文字 全角英小文字 半角英小文字 全角数字 半角数字 全角カタカナ 半角カタカナ 全角ひらがな 任意の文字/記号
アイコンにポインターを重ねると、制限されている文字が表示されます。
- 編集した内容を、編集前の状態に戻す
[保存して閉じる]や[保存]をクリックする前であれば、各項目の内容を編集前の状態に戻すことができます。
[レコードの編集]ダイアログボックスの下部にあるをクリックします。編集前の状態に戻してよいか確認するメッセージが表示されるので、元に戻す場合は[はい]をクリックします。
※一部の内容だけを元に戻すことはできません。
- 明細行を入れ替える/追加・削除する
フィールドが[明細]の場合、明細行を追加・削除したり、複数ある明細行を入れ替えたりできます。
- 明細行を追加・削除する
明細行に表示されているまたは
をクリックします。明細行を追加したり、選択した明細行を削除したりします。
- 複数ある明細行を入れ替える
[レコードの編集]ダイアログボックスで、明細行に表示されているにポインターを合わせます。ポインターが変化したらドラッグして、明細行を入れ替えます。
- 明細行を追加・削除する
- リレーションパネルから参照先データベースのレコードを編集する
リレーションパネルから、参照先データベースのレコードを編集できます。
リレーションパネル内のレコード一覧で、対象のレコードのチェックボックスをオン()にし、
をクリックします。[レコードの編集]ダイアログボックスが表示されるので、参照先データベースのレコードデータを編集します。
なお、リレーションパネルでのレコード編集では、複数レコードのデータをまとめて更新することはできません。まとめて更新したいときは、参照先データベースのデータベース閲覧画面で操作します。※参照先データベースに対して、レコードの編集権が必要です。
※参照先データベースが決裁データベースの場合、リレーションパネルからレコードの編集はできません。
も表示されません。
※ビューアー表示からリレーションパネルのレコードを編集できない設定となっている場合があります。
- 編集できないフィールドがある
- 編集が完了したら、[保存して閉じる]をクリックします。
編集した内容が、レコード一覧のデータに反映されます。- 画面を閉じずにレコードの内容を保存する
[保存して閉じる]をクリックする代わりに[保存]をクリックすると、ダイアログボックスを閉じずにレコードの内容を保存できます。
自動採番フィールドや計算フィールドなど、プログラムで自動的に処理される値が反映され、その内容を確認することができます。 - 前後のレコードの内容を続けて編集する
[レコードの編集]ダイアログボックスを閉じずに、続けてレコードの内容を編集することができます。
レコードの編集が完了したら、[保存して閉じる]をクリックする代わりに、[保存して次へ]のまたは
をクリックします。現在の編集内容を保存して、前のレコードまたは次のレコードを[レコードの編集]ダイアログボックスに表示します。
- レコードの変更履歴を確認する
レコードの変更の履歴を保存するように設定しているときは、データベース閲覧画面から変更履歴を確認することができます。
- 画面を閉じずにレコードの内容を保存する
複数のレコードのデータを、指定した値でまとめて更新する
複数のレコードのデータを、指定した値でまとめて更新します。
同じ値を一括して設定しなおすような場合に便利です。
※次のフィールドと明細行は、対象に指定することはできません。
自動採番・数値計算・日時計算・年齢計算・データベースリンク・ファイル・画像・自動更新のルックアップキーに関連付けられたルックアップ
※レコードの排他制御が有効な場合、選択したレコード中にひとつでも編集中のレコードが存在すると編集を開始することができません。ただし、管理者(システム管理者、フォルダー所有者、データベース所有者)または選択したレコードのすべてを自分が編集中の場合は編集状態を解除して新たに編集を開始することができます。
- データベース閲覧画面で、編集対象のレコードを複数選択します。
左端のチェックボックスをクリックしてオン()にします。オン(
)にしたレコードが編集対象になります。
- コマンドバーの
をクリックします。
複数のレコードを編集してもよいか確認するメッセージが表示されます。
レコード一覧ですべてのレコードを選択した場合、画面右下に[全件編集へ]のリンクが表示され1,000件までのレコードが一括編集できます。
上限の1,000件を超えるとエラーになるので1,000件以下になるようにレコード一覧を絞り込みます。 - 編集してもよい場合は[はい]をクリックします。
[レコードの一括編集]ダイアログボックスが表示されます。 - 値を設定する項目をオン(
)にし、値の内容を編集します。
オフ(
)の場合、値を変更しても、レコードの更新のときに内容は反映されません。
- すべての項目をオン(
)にする/オフ(
)にする
[レコードの一括編集]ダイアログボックスの下部にある、[全選択]または[全解除]をクリックします。画面内のチェックボックスを、すべてオン()、またはすべてオフ(
)の状態にします。
- すべての項目をオン(
- 編集が完了したら、[保存]をクリックします。
指定した値が、選択していたレコードのデータに反映されます。
手順2.で[全件編集]を行った場合は、進行状況確認ダイアログが表示されます。
[中止]ボタンを押下すると、レコード一括編集処理が直ちに終了します。
この処理が完了すると実行結果ダイアログが表示され、処理の結果を確認することができます。
また、ホーム画面にて自分が実行した全件編集の状況を確認することができます。
レコード一覧ですべてのレコードを選択した場合、画面右下に[全件編集へ]のリンクが表示され1,000件までのレコードが一括編集できます。
上限の1,000件を超えるとエラーになるので1,000件以下になるようにレコード一覧を絞り込みます。
なお、データベースにレコード操作通知が設定されている場合、一括編集対象のレコードの51件目以降については通知されません。
フィールドに入力される値をチェックする
フィールドに入力される値をチェックして、条件を満たしていないときにメッセージを表示したり、入力制約を設定したりすることができます。
- データベース閲覧画面で、条件を設定するデータベース名にポインタを合わせます。
右端にマークが表示されます。
マークをクリックし、表示されたメニューから[条件付き入力チェック]を選択します。
[データベース情報]ダイアログボックスが表示されます。- [+入力条件の追加]をクリックします。
[新しい入力条件]ダイアログボックスの[条件付き入力チェック]シートが表示されます。
- [前提条件]の[フィールド選択]で、前提条件とするフィールドを選択します。
- [フィールド選択]の右側にある[値の条件]で、値の条件を設定します。
- 前提条件とするフィールドと値を複数設定するときは、
をクリックして条件を追加します。
- [前提条件]の最上部にあるドロップダウンリストで、[すべての]条件に当てはまるときと、[いずれかの]条件に当てはまるときの、どちらで条件を満たしたと判定するかを選択します。
- [入力制約]の[フィールド選択]で、入力の制約条件を設定するフィールドを選択します。
- [フィールド選択]の右側にある[値の条件]で、値の条件を設定します。
- 同じ種類のフィールドと値を比較して条件とする
データベース内にある同じ種類のフィールドに設定された値と比較する条件を設定できます。をクリックしたあと、右側に表示されるドロップダウンリストで、比較先のフィールドを選択します。
- 入力の制約条件を複数設定するときは、
をクリックして条件を追加します。
- [入力制約]の最上部にあるドロップダウンリストで、[すべての]条件に当てはまるときと、[いずれかの]条件に当てはまるときの、どちらで条件を満たしたと判定するかを選択します。
- [入力制約を満たさないときの確認メッセージ]に、設定した条件を満たしていないときに表示するメッセージを入力します。
- [OK]をクリックします。
[データベース情報]ダイアログボックスに前提条件と入力制約の設定が追加されます。 - [OK]をクリックします。
データベース閲覧画面に戻り、設定が完了します。
- 前提条件に使用できるフィールドの種類
フィールドに入力された値をチェックする場合に、前提条件として使用できるフィールドは、次のとおりです。
フィールドの種類 | 設定できる前提条件 |
---|---|
文字列(1行) | である、でない、未入力である、未入力でない |
文字列(複数行) | 未入力である、未入力でない |
数値 | である、でない、以上、以下、より大きい、より小さい、未入力である、未入力でない |
日付時刻 | 未入力である、未入力でない |
ドロップダウン | である、でない、未入力である、未入力でない |
選択リスト |
|
チェックボックス | ![]() ![]() |
メール | である、でない、未入力である、未入力でない |
ユーザー | である、でない、未入力である、未入力でない |
ルックアップキー |
※更新方法の自動/手動は問わず、前提条件に使用できます。
|
ルックアップ |
※ルックアップフィールドに対応するルックアップキーフィールドが手動更新のときだけ、前提条件に使用できます。
|
- 入力制約を設定できるフィールドの種類
前提条件を満たした場合に、入力制約を設定できるフィールドは、次のとおりです。
フィールドの種類 | 設定できる入力制約 | 設定できるフィールド同士の比較 |
---|---|---|
文字列(1行) | である、でない、未入力である、未入力でない | である、でない |
文字列(複数行) | 未入力である、未入力でない | 比較できない |
数値 | である、でない、以上、以下、より大きい、より小さい、未入力である、未入力でない | である、でない、以上、以下、より大きい、より小さい |
日付時刻 | 未入力である、未入力でない | である、でない、以前、以降、より前、より後 |
時間量 | 未入力である、未入力でない | 比較できない |
ドロップダウン | である、でない、未入力である、未入力でない | である、でない |
選択リスト | である、でない、を含む、を含まない、未入力である、未入力でない |
|
チェックボックス | ![]() ![]() |
比較できない |
メール | である、でない、未入力である、未入力でない | である、でない |
ユーザー | である、でない、未入力である、未入力でない | である、でない |
ファイル | 未入力である、未入力でない | 比較できない |
画像 | 未入力である、未入力でない | 比較できない |
URL | 未入力である、未入力でない | 比較できない |
明細 | 未入力である、未入力でない | 比較できない |
ルックアップキー | ※更新方法の自動/手動は問わず、入力制約に使用できます。
|
|
ルックアップ |
※ルックアップフィールドに対応するルックアップキーフィールドが手動更新のときだけ、設定できます。
|
|
レコードを削除する
不要になったレコードを削除します。
指定してレコードを削除するほか、ページ単位で削除することもできます。
※レコードの排他制御が有効な場合、編集中のレコードを削除することができません。ただし、管理者(システム管理者、フォルダー所有者、データベース所有者)および編集中のユーザーが自分だった場合は強制的に削除することができます。
- データベース閲覧画面で、削除するレコードを選択します。
- レコードを1つだけ選択する
レコード一覧で、対象のレコードをクリックするか、左端のチェックボックスをクリックしてオン()にします。
- 複数のレコードを選択する
レコード一覧で、対象にする各レコードの左端のチェックボックスをクリックして、オン()にします。
- ページ内の全レコードを選択する
レコード一覧の、フィールド見出し行の左端にあるチェックボックスをクリックして、オン()にします。ページ内の全レコードが選択された状態になります。
- レコードを1つだけ選択する
- コマンドバーの
をクリックします。
選択したレコードの削除を確認するメッセージが表示されます。 - 削除してもよい場合は[削除]をクリックします。
レコード一覧から、選択したレコードが削除されます。
- レコードを削除すると、そのレコードの変更履歴も削除されます。
- データベース内の全レコードを削除する
ページ内の全レコードを選択して、コマンドバーのをクリックします。
レコードの表示ページが複数ページにわたる場合は、削除を確認するメッセージの下部に[全件削除へ]が表示されます。全レコードを削除する場合は、[全件削除へ]をクリックし、次の削除確認メッセージで[すべて削除]をクリックします。
データベース内の全レコードを削除できます。 - リレーションパネルから参照先データベースのレコードを削除する
リレーションパネルから、参照先データベースのレコードを削除できます。
リレーションパネル内のレコード一覧で、対象のレコードのチェックボックスをオン()にし、
をクリックします。参照先データベースから、選択したレコードが削除されます。
なお、全レコードを削除することはできません。全レコードを削除したいときは、参照先データベースのデータベース閲覧画面で操作します。※参照先データベースに対して、レコードの編集権が必要です。
※参照先データベースが決裁データベースの場合、リレーションパネルからレコードの削除はできません。
も表示されません。
- レコードを削除すると、そのデータを元に戻すことはできません。