導入事例
JUST.DBの充実した基本機能により
迅速な情報検索や案件の正確な管理を容易に実現
導入事例の概要
トーショーは、顧客のシステム導入に関するサポート業務において、ナレッジの共有と業務効率化を目的に「JUST.DB」を導入。柔軟な検索機能により必要な情報を素早く引き出せるような環境を構築したほか、既存の業務システムとの連携による効率化も実現。管理者による案件進捗の管理だけでなく、集計や分析も簡単に行えるようになり、効率化と業務の精度向上を両立した。
導入前の背景
情報共有のために導入したツールでは機能が不十分
トーショーのシステムサポート室では、ナレッジの共有のためノーコードツールを導入。その後業務効率化のため検索性の向上や処理の自動化などが求められたが、実現にはコーディングが必要で、さらに追加のコストもかかるため、当初のノーコードツールを用いての開発を断念した。
採用の理由
充実した基本機能が完全ノーコードで利用可能
展示会で知ったJUST.DBは基本機能が充実しており、同時期に比較検討した他ツールと比べても、高い検索性やマルチパネル設計、データの自動処理などを備え、やりたいことが容易に行えた。さらに追加コストなく必要な機能を実現できることも後押しとなり、採用を決定。
導入後の成果
検索が迅速かつ容易に実現。案件管理の精度も向上
検索性能が高く、迅速に情報を探せるようになった。自動処理機能を駆使してデータの入力漏れを防いだり、これまで難しかった案件全体をまとめて管理したりすることも可能になり、正確な業務遂行に役立っている。現在は社内の他拠点でもJUST.DBの活用が広がっている。
ナレッジ共有のためツールを導入するも
機能が不十分で活用を断念
株式会社トーショーは、全自動薬剤分包機など各種調剤機器の開発から保守、病院や薬局運営のシステムやネットワークの構築、空間設計など、医療現場を総合的にサポートしてきた。近年は医療DXに注力し、同社の処方監査システム「SPHERE」と電子カルテとの連携によって、効率化と正確な処方を両立するシステムの構築など薬局向けのトータルソリューションを提供している。
そのなかで同社システムサポート室は、顧客にシステムを導入する際のサポートサービスを、社内の営業担当者やエンジニアに提供している。同社は、調剤機器などのハードウェアや、それらを制御するソフトウェアやネットワークなど幅広いシステムを提供しているため、分野横断的な技術的理解と経験によるナレッジがシステムサポート室には求められる。
しかし、同部門の要ともいえるその知見やナレッジは長らく個々のメンバーに依存しており、全体への共有はできずにいた。そこで課題解決のためノーコードツールの導入に乗り出し、情報共有の面では一定の成果を得られた。
しかし、このツールは検索性が不十分で、期待した機能を満たしていなかった。また、ナレッジ共有の次の施策として業務効率化に取り組む必要があったが、そこでも課題が生じていた。
「そのツールは料金体系が複数あり、当時利用していたライトプランだと機能が限られ、部分的な検索しかできず、社内の業務システムとの連携が困難でした。上位のプランでもそれらを行うにはコーディングが必要で、社内に開発リソースはなく、断念しました」と、システムサポート室
次長の相田好徳氏は振り返る。
検索性やマルチパネル、自動処理機能など
優れた基本性能を評価
この間、改めて情報収集を行い、他社の商品を含めた代替を探す中で出会ったのがJUST.DBだった。検討した商品の多くは基本機能が限定されており、今までと同様にカスタマイズにはコーディングが必須だった。一方で、JUST.DBは完全ノーコードで実現する基本機能が優れていたのだ。
JUST.DBについて相田氏が特に評価する機能は次の3つだ。まずはナレッジの活用に重要な検索性。特定の領域だけでなく全体での全文検索も可能で、必要な情報を探し出すことが容易だった。
2つめが、マルチパネル構成が可能で、複数のデータエリアを一覧で閲覧できる点である。例えばJUST.DBなら、案件の進捗管理パネルとナレッジの閲覧パネルを組み合わせて一つの画面で確認や操作が可能だ。
そして3つめが、データの自動処理をパーツの組み合わせだけで設計できる「データフローデザイナー」である。「JUST.DBなら完全ノーコードでさまざまな処理を連動できます。これらの機能が標準の金額で利用できる性能の高さを評価しました」(相田氏)
情報の検索時間を短縮
案件のステータス管理も容易に
同社は2023年12月にJUST.DBでの開発を開始した。目標としたのは、案件管理や情報の蓄積・検索、分析まで可能なシステムである。開発は相田氏がほぼ一人で行った。「JUST.DBのマニュアルは充実しているので、よく読めば大体は解決します」(相田氏)
マニュアルを再読すると大抵の疑問は解決し、それでもわからない場合はジャストシステムのサポートを頼ったという。サポートについて相田氏は「質問すると、即日か遅くとも翌営業日には返事がもらえて、とても助かりました」と評価する。
開発したツールの利用開始は2024年6月頃から。オペレーターが電話を受ける際に利用する入力や情報検索ができる画面や管理画面、月次集計、分析ができる画面も用意した。客先へ出張しての対応(オンサイト対応)は、出張費などを管理する必要があるため、電話での問い合わせ対応画面とは別に用意している。経費については業務システムと連携し、確定すると業務システムに連携するパラメータを生成する仕組みとした。対応件数は1日あたり20~30件で、そのうち2割程度がオンサイト対応だ。
管理画面では、対応中案件のステータスなどを確認できる。回答期限がある場合はその日付を入力するが、指定がない場合は標準の日数を自動入力するように設定し、回答期限をもれなくチェックできるようにした。
効果について相田氏は「JUST.DBを使うことで、過去のナレッジを効率的に検索できるようになり、情報を探す時間が短縮できています。案件のステータス管理も容易になり、回答期限が近づいた案件については担当者にリマインドするといったことも可能になりました」と語る。
他部署での活用が進み、
AIを活用した若手の育成にも着手
相田氏がこの取り組みを社内に紹介したところ、同様の課題を持つ複数の部署から自身の部署でも試しに使ってみたいとの声があがっている。
さらに、システムサポート室の大阪分室でも、従来Excelを使って管理していた受発注管理をJUST.DBに移行するための検討を進めているという。「当社は部署ごとの自由度が高いので、興味を持って相談してくる部署には協力していきたいです」(相田氏)
これまで相田氏が開発を主導してきたが、今後は若手にも開発に取り組んでもらうべく、生成AIによるシステム設計機能「JUST.DB Blueprint」などを使いながらトレーニングを行っているところだ。
相田氏は最後にJUST.DBについて「使い始めた頃から、データフローデザイナーやアクセス権の一括管理などの操作性が良くなりました。一層改良を進めてより良いインターフェースを追求してほしいです」と語った。
株式会社トーショー システムサポート室 次長
情報処理安全確保支援士 公認情報システム監査人
相田 好徳 氏