リレーションパネル[フィールド一覧]
[ビューアー]シート内に、別のデータベースのレコードを一覧形式で表示するための領域です。
参照するデータベース・レイアウトと、表示するレコードの検索条件を設定します。検索条件には、リレーションパネルを配置したデータベース側のフィールドの値を設定することもできます。
例えば、「[発注先]の値と[取引履歴データベース]の[取引先コード]が等しい」という条件を設定した場合、取引履歴データベースの検索条件に一致したレコードが、指定したレイアウトの一覧形式で、[ビューアー]シート内に表示されます。
新しいレコードの追加やレコードの編集の際には、リレーションパネルから参照先データベースに対して、レコードの追加や編集・削除なども行えます。
- リレーションパネルを配置できるのは、フォームレイアウトだけです。一覧レイアウトに配置することはできません。
- 1つのフォームレイアウトに配置できるリレーションパネルは、5つまでです。
- ファイルからデータを取り込むことはできません。
- リレーションパネルのレコードを、データとしてCSVファイルに出力することはできません。
- ルックアップキー・ルックアップの参照先に設定することはできません。
- 設定項目の表示フィールド数で指定した数だけ一覧形式で表示されます。表示フィールド数は1~20の範囲で指定できます。設定したレイアウトの一覧レイアウトのうち、明細を除く、左から表示フィールド数個分の列まで表示されます。
レイアウトの詳細設定で、[作成者]、[作成日時]、[更新者]、[更新日時]を表示する設定にしている場合は、それらのフィールドが表示され、表示フィールド数に数えられます。
また、参照先データベースが決裁データベースの場合は、[決裁状況]の列が一覧に追加されます。このフィールドは、表示フィールド数には数えられません。
- データベース編集画面(フォーム)
- データベース閲覧画面(ビューアー)
表示・設定項目
- フィールドの種類
- フィールドの種類と、種類を示すアイコンを表示します。
- フィールド名
- データベースの項目名となる名前を、全角・半角を問わず300文字以内で設定します。
- 参照先データベース
- リレーションパネルで表示するデータベースを設定します。
[参照]をクリックし、一覧からフォルダー・データベースを選択して設定します。※データベース名を直接入力して設定することはできません。
- レイアウト
- リレーションパネルで表示するレコード一覧のレイアウトを設定します。
[参照]をクリックし、一覧からレイアウトを選択して設定します。※レイアウトに並べ替え条件が設定されていた場合、レコード一覧はその条件で並べ替えられて表示されます。
- レコード操作
- レコード編集ダイアログボックスとレコードビューアーでのレコード操作の可否を設定します。
レコード編集ダイアログボックスでレコード操作が行えるようにする場合は、[レコード編集ダイアログボックスで操作可能にする]をオン()にします。
レコードビューアーでレコード操作が行えるようにする場合は、[レコードビューアーで操作可能にする]をオン()にします。
- 参照先データベースの詳細検索
- リレーションパネルに表示するレコードの条件を設定します。
複数の条件を設定し、条件を組み合わせることもできます。
条件を設定しない場合は、参照先データベースのすべてのレコードが表示対象になります。※[参照先データベース]または[レイアウト]を変更すると、設定した詳細検索の条件は破棄されます。
- 詳細検索の条件を設定する
次の2つの方法を利用できます。- 参照先データベースのフィールドの値を指定する
- 参照先データベース上のフィールドの値でレコードを絞り込みます。
詳細条件の設定方法は、[絞込検索]ダイアログボックスで絞り込み条件を設定する場合と同様です。※参照先データベースのフィールドのうち、画像・ファイル・データベースリンクは、条件に設定することはできません。
- 参照元データベースのフィールドの値と、参照先データベースのフィールドの値を比較する
- 参照元データベースのフィールドを指定し、設定したフィールドの参照元データベース上にあるレコードの値を使って参照先データベースのレコードを絞り込みます。
この場合、フィールドの値によって絞り込み結果が変わるため、参照元データベースのレコードごとに、リレーションパネルの表示内容が変わります。
条件を設定する中央の欄で、参照元データベースのフィールドを、▼をクリックして表示される一覧から選択します。このとき一覧には、参照先データベースのフィールドと比較することができるフィールドだけが表示されます。
条件を設定する右側の欄には、設定できるものだけが一覧に表示されます。
参照先フィールドについて指定可能な参照元フィールドは以下のとおりです。参照先フィールド 指定可能な参照元フィールド 文字列(1行)
文字列(複数行)文字列(1行)
文字列(複数行)
メール
ドロップダウン(文字列)
選択リスト(文字列)
自動採番
作成者
更新者数値 数値
ドロップダウン(数値)
選択リスト(数値)
数値計算メール 文字列(1行)
文字列(複数行)
メール
作成者
更新者URL 文字列(1行)
文字列(複数行)
URLチェックボックス チェックボックス ドロップダウン(文字列) 文字列(1行)
文字列(複数行)
メール
ドロップダウン(文字列)
選択リスト(文字列)※複数選択した場合は検索されません
作成者
更新者ドロップダウン(数値) 数値
ドロップダウン(数値)
選択リスト(数値)※複数選択した場合は検索されません
数値計算選択リスト(文字列) 選択リスト(文字列) 選択リスト(数値) 選択リスト(数値) 日付時刻(日付) 日付時刻(日付)
日時計算(計算結果が日付)日付時刻(時刻) 日付時刻(時刻)
日時計算(計算結果が時刻)日付時刻(日付時刻) 日付時刻(日付時刻)
日時計算(計算結果が日付時刻)
作成日時
更新日時時間量 時間量
日時計算(計算結果が時間量)ユーザー ユーザー
作成者
更新者数値計算 数値
ドロップダウン(数値)
選択リスト(数値)
数値計算日時計算(計算結果が日付) 日付時刻(日付)
日時計算(計算結果が日付)日時計算(計算結果が時刻) 日付時刻(時刻)
日時計算(計算結果が時刻)日時計算(計算結果が日付時刻) 日付時刻(日付時刻)
日時計算(計算結果が日付時刻)
作成日時
更新日時日時計算(計算結果が時間量) 時間量
日時計算(計算結果が時間量)年齢計算 年齢計算 自動採番 文字列(1行)
文字列(複数行)
数値
数値計算
自動採番
作成者
更新者作成者 文字列(1行)
文字列(複数行)
ユーザー
作成者
更新者作成日時 日付時刻(日付時刻)
日時計算(計算結果が日付時刻)
作成日時
更新日時更新者 文字列(1行)
文字列(複数行)
ユーザー
作成者
更新者更新日時 日付時刻(日付時刻)
日時計算(計算結果が日付時刻)
作成日時
更新日時※参照元フィールドには、明細内のフィールドは指定できません。
※ルックアップキー/ルックアップは、それらが参照するフィールドの設定に従います。
- 詳細検索の条件に参照元データベースのフィールドを指定した場合
- 日付時刻型で、表示形式が秒を表示しない形式のフィールドは、秒を00秒と見なして検索されます。
※秒を表示しない形式:XXXX年XX月XX日 AM10:00 など
- 参照元データベースのフィールドが未入力の場合、表示されるレコードは以下のようになります。
- [である]
比較する参照先データベースのフィールドが、未入力のレコードが表示されます。 - [でない]
比較する参照先データベースのフィールドが、未入力でないレコードが表示されます。 - 上記以外
レコードは表示されません。
- [である]
- 日付時刻型で、表示形式が秒を表示しない形式のフィールドは、秒を00秒と見なして検索されます。
- 詳細検索の条件に参照元データベースのフィールドを指定した場合
- 詳細検索の条件を設定する
- 詳細設定
- フィールドの詳細設定画面を表示します。もう一度クリックすると、詳細設定画面が閉じます。
※初期設定の内容でよい場合は、設定を省略できます。
- 参照先データベース表示の詳細
- 表示フィールド数
- リレーションパネルに表示するフィールド数を、右端の▼をクリックして表示される一覧(1~20)から選択します。
- 表示レコード数
- リレーションパネルのレコード一覧のページに表示するレコード数を、右端の▼をクリックして表示される一覧から選択します。
- コメント
- リレーションパネルの表示内容などの説明を、全角・半角を問わず500文字以内で設定することができます。
設定したコメントは、リレーションパネル内のをクリックすると表示されます。
- 参照先データベース表示の詳細
リレーションパネルの操作方法
リレーションパネルを使用したレコード一覧では、次の操作ができます。
リレーションパネルのアイコンの機能
リレーションパネルを使用したレコード一覧では、次のアイコンの機能を利用できます。
- [詳細設定]で設定しているコメントと、参照先データベースのフォルダー名・データベース名を表示します。
コメントに使い方などを設定しておくと、その内容を確認できます。
フォルダー名・データベース名をクリックすると、参照先データベースの閲覧画面を別ウィンドウで表示します。 - リレーションパネルのレコード一覧を最新の状態に表示しなおします。
- ページ切り替えボタン
- リレーションパネルのレコード一覧の表示ページを切り替えます。
[先頭ページ]/
[最後のページ]
レコード一覧を、先頭ページ、または最後のページに切り替えます。[前のページ]/
[次のページ]
レコード一覧を、現在表示しているページの前ページ、次ページに切り替えます。- 表示レコード範囲/レコードの全件数
ページ切り替え用のスライダーが表示されます。スライダーのつまみをドラッグして、表示ページを切り替えます。
- リレーションパネルでは、レコード一覧の左端に
が表示されます。
アイコンをクリックして、参照先データベースの閲覧画面を別ウィンドウで表示します。
このとき、アイコンをクリックしたレコードは[ビューアー]シートで選択された状態なので、リレーションパネルに表示し切れていない、レコードの詳細な内容を確認することができます。 - フィールド名
- クリックしたフィールド名を基準にして、レコードを並べ替えることができます。
クリックするたびに、昇順/降順が切り替わります。※リレーションパネルのレコード一覧では、複数の列を組み合わせて並べ替えることはできません。
参照先データベースのレコードを追加・編集・削除する
参照元データベースで、レコードの追加や編集をする際に、リレーションパネルには、参照先データベースに対してレコードを追加・編集・削除できるボタンが表示されます。
必要に応じて、参照先データベースのレコードを追加・編集・削除します。
※参照先データベースへのレコードの追加・編集・削除の操作をすると、リレーションパネルのレコード一覧は、最新の状態に表示が更新されます。
※参照先データベースが決裁データベースの場合は、レコードを操作するボタンは表示されません。
- 参照先データベースにレコードを追加する
- リレーションパネルの
をクリックします。
参照先データベースのレコードを追加する[新しいレコード]ダイアログボックスが表示されます。※リレーションパネルの[レイアウト]で設定したレイアウトのフォームレイアウトが適用されて、ダイアログボックスが表示されます。
※リレーションパネルの検索条件が以下の場合、検索条件になっているフィールドに、あらかじめ[検索する値]が設定されてダイアログボックスが表示されます。
[フィールド]が基本グループの種類で、[検索方法]が[である]/[を含む]/[以上]/[以下]/[で始まる]/[で終わる]/[以前]/[以降]/[の範囲内]/[自分である]の場合※リレーションパネルの検索条件で値が複数指定されている場合は、最後の値が設定されてダイアログボックスが表示されます。ただし、参照先フィールドが選択リストの場合は、すべての値が設定されてダイアログボックスが表示されます。
- リレーションパネルで選択したレコードを複製する
- リレーションパネルで編集するレコードをオン(
)にして、
をクリックします。
オン()にしたレコードの内容を反映して、参照先データベースの[新しいレコード]ダイアログボックスが表示されます。
※リレーションパネルの[レイアウト]で設定したレイアウトのフォームレイアウトが適用されて、ダイアログボックスが表示されます。
- リレーションパネルで選択したレコードを編集する
- リレーションパネルで編集するレコードをオン(
)にして、
をクリックします。
オン()にしたレコードの内容を反映して、参照先データベースの[レコードの編集]ダイアログボックスが表示されます。
※リレーションパネルの[レイアウト]で設定したレイアウトのフォームレイアウトが適用されて、ダイアログボックスが表示されます。
- 編集できるのは、1レコードだけです。複数のレコードをまとめて更新することはできません。
- 参照先データベースのレコードを削除する
- リレーションパネルで削除するレコードをオン(
)にして、
をクリックします。
レコードを複数選択していた場合は、選択されていたレコードをすべて削除します。※一覧の見出し行のチェックボックス(
)をクリックすると、ページ内のすべてのレコードを一度に選択できます。
- 参照先データベースの全レコードを削除することはできません。