帳票の取り込みを設定する
環境を準備する
ファイル保存フォルダーの準備
UnitBaseが帳票ファイルの読み取り、読み取ったファイルの削除や移動を行えるように、帳票ファイルを配置するフォルダーと移動先のフォルダーを作成し、必要な設定を行っておく必要があります。
UnitBaseを導入したサーバーコンピューター上の共有フォルダーを使用する場合、フォルダーの共有設定とセキュリティ設定で以下の設定が必要です。
- UnitBase データベースに取り込む前の帳票ファイルを保存するフォルダー
NETWORK SERVICEアカウントに対する読み取り権 - UnitBase データベースに取り込み後の帳票ファイルを移動させるフォルダー
NETWORK SERVICEアカウントに対する変更権
同じWindowsドメインのネットワーク内にある共有フォルダーを使用する場合、フォルダーの共有設定とセキュリティ設定で以下の設定が必要です。
- UnitBase データベースに取り込む前の帳票ファイルを保存するフォルダー
UnitBase導入先サーバーのコンピューターアカウントに対する読み取り権 - UnitBase データベースに取り込み後の帳票ファイルを移動させるフォルダー
UnitBase導入先サーバーのコンピューターアカウントに対する変更権
※WORKGROUP環境のネットワーク内にある共有フォルダーを指定することはサポートしません。
エクスプローラーのプロパティダイアログボックスから表示される[ユーザー、コンピューター、サービスアカウント、またはグループの選択]ダイアログボックスで[オブジェクトの種類]をクリックし、[コンピューター]をオンにしてからコンピューター名を入力します。
連携設定を確認する
連携設定を確認します。他の連携設定と手順は同じです。
- ホーム画面またはデータベース閲覧画面のデータベースの一覧で、情報の確認・変更をするデータベース名にポインタを合わせます。
右端にマークが表示されます。
-
マークをクリックし、表示されたメニューから[外部データ連携設定]を選択します。
[外部データ連携設定]ダイアログボックスが表示されます。※データベース編集画面のメニューの[外部データ連携設定]からも[外部データ連携設定]ダイアログボックスが表示できます。
- 連携設定の一覧を確認します。
アイコンがで表示されている連携設定が[帳票の取り込み]の連携設定です。
帳票取り込みの連携設定を作成する
取り込み先データベースについて
取り込み先データベースには既存のデータベースを使用します。
既存のデータベースに帳票取込テンプレートの設定を行います。
取り込み設定の流れ
- [外部データ連携設定]ダイアログボックスの連携設定の一覧上にある
ボタンをクリックし、表示されるドロップダウンメニューから[帳票からの取り込み]を選択します。
[ファイル連携設定(帳票)]ダイアログボックスが表示されます。 - [ファイル連携設定(帳票)]ダイアログボックスで、読み取るファイル名や取り込んだ後のファイルの処理などを設定します。
- [ファイル連携設定(帳票)]ダイアログボックスで[OK]をクリックすると、連携設定を保存できます。
帳票の取り込みの連携設定を編集する
帳票の取り込みの連携設定を編集します。
- [外部データ連携設定]ダイアログボックスの連携設定の一覧にある[帳票の取り込み]の連携設定を選択します。
- [外部データ連携設定]ダイアログボックスの連携設定の一覧上にある
ボタンをクリックします。
[ファイル連携設定(帳票)]ダイアログボックスが表示されます。 - [ファイル連携設定(帳票)]ダイアログボックスで設定を行います。
設定項目や設定方法は、帳票の取り込みの連携設定の作成時と同じです。 - [ファイル連携設定(帳票)]ダイアログボックスで[OK]をクリックします。
帳票の取り込みの連携設定を削除する
連携設定を削除します。
- 連携設定を削除すると、連携設定を利用するスケジュール設定も削除されます。
また、連携設定を利用し、[実行準備中]となっているタスクは中止されます。
- [外部データ連携設定]ダイアログボックスの連携設定の一覧にある
[帳票の取り込み]の連携設定を選択します。 - [外部データ連携設定]ダイアログボックスの連携設定の一覧上にある
ボタンをクリックします。
削除してよいか、確認するメッセージが表示されます。 - [削除]をクリックします。
選択した連携設定が、通知ルールの一覧から削除されます。
表示・設定項目
[ファイル連携設定(帳票)]ダイアログボックス

- 表示名
- 帳票形式ファイルとの連携設定の名前を入力します。
- ファイルの場所
- 帳票形式ファイルを読み取るフォルダーのパスをルートフォルダーからのフルパスで入力します。
なお、ネットワーク上の共有フォルダーのパスを入力するときは、以下の形式で入力します。
\\ホスト名\フォルダーのパス
- ファイル名
- 読み取るファイル名を入力します。複数のファイル名を読み取る場合、ワイルドカード(
*
)を使用できます。使用できるワイルドカード(*
)は1つまでです。
[例]
data_*.xlsx
→data_1.xlsx
、data_2.xlsx
、data_11.xlsx
などを読み取れます。
*_data_*.xlsx
→ ワイルドカードを2つ指定することはできません。 - 取り込み済みファイルの処理
- 取り込み済みファイルの処理を設定します。
- そのままにする
- データを取り込んだ後、ファイルをそのままにします。
- 削除する
- データを取り込んだ後、ファイルを削除します。
- 移動する
- データを取り込んだ後、[移動先]に指定したフォルダーにファイルを移動します。
- 移動先
- 取り込み済みファイルの処理を[移動する]に設定したときに移動するフォルダーを選択します。
「環境を準備する」で用意した移動先のフォルダーを指定します。