データベースを公開する

作成したデータベースを、ほかの人と共有するために「公開」の状態にします。
また、データベースの関連要素を参照したり編集したりできるように、各対象物を公開の状態にします。

データベースを公開する

[1]公開する対象のアクセス権を設定できるようにする

  1. それぞれの一覧で、公開する対象物にポインターを合わせます。
    • フォルダー
      ホーム画面で、フォルダー一覧で対象のフォルダーにポインターを合わせます。
    • データベース
      ホーム画面、またはデータベース閲覧画面のデータベース一覧で、対象のデータベースにポインターを合わせます。
    • フィルター
      データベース閲覧画面のデータベース一覧で、対象のデータベースを選択し、[フィルター]のカテゴリーで対象のフィルターにポインターを合わせます。
    • クロス集計
      データベース閲覧画面のデータベース一覧で、対象のデータベースを選択し、[クロス集計]のカテゴリーで対象のクロス集計にポインターを合わせます。
    • レイアウト
      データベース編集画面のコマンドバーで レイアウトの切り替え[レイアウトの切り替え]をクリックし、対象のレイアウトにポインターを合わせます。
    • 帳票出力
      データベース編集画面のコマンドバーで 帳票テンプレートの登録や管理 をクリックし、対象の帳票にポインターを合わせます。
  2. 右端に表示された 編集メニュー マークをクリックし、表示されたメニューから[公開]を選択します。
    レイアウトと帳票の場合は、表示されているメニューから[公開]を選択します。
  3. [○○情報]ダイアログボックスの[公開]シートで、[公開する]をオン( チェックボックスオン )にします。
    アクセス権の設定ができる状態になります。

[2]アクセス権を設定するグループ・ユーザーを設定する

  1. 閲覧を許可するなど、アクセス権を設定するグループやユーザーを、アクセス権の一覧に追加します。
    アクセス権の一覧に追加したグループやユーザーには、初期設定のアクセス権(閲覧の許可)を持った項目が追加されます。
    上位項目でアクセス権を設定しているグループ・ユーザーを反映する
    フォルダー以外の対象の公開を設定する場合は、上位となる項目でアクセス権を設定しているグループ・ユーザーを、アクセス権の一覧に反映できます。
    [○○の設定を反映]をクリックします。
    上位項目と同じグループ・ユーザーが追加され、初期設定のアクセス権が設定されます。
    アクセス権の一覧にグループやユーザーを設定する
    +グループ/ユーザーの追加 をクリックします。
    [グループ/ユーザーの選択]ダイアログボックスが表示されるので、グループまたはユーザーを選択し、[OK]をクリックします。
    アクセス権の一覧から、グループやユーザーを削除する
    一覧の[グループ/ユーザー]列で対象のグループまたはユーザーを選択し、- をクリックします。
    • [グループ/ユーザーの選択]ダイアログボックスで、ユーザー名を検索する
      任意の文字列を含むユーザー名だけを[ユーザー名]の一覧に表示することができます。
      [グループ/ユーザーの選択]ダイアログボックスで、対象のグループを選択し、ユーザーの検索 にユーザー名を入力してEnterキーを押すか 検索 をクリックします。
      選択したグループ内の、該当する文字列を含むユーザー名だけが表示されます。
      グループ一覧で[すべてのユーザー]を選択しておくと、全登録ユーザーを対象にユーザー名を検索できます。

[3]グループ・ユーザーごとにアクセス権を設定する

  1. アクセス権の一覧に追加したグループまたはユーザーごとに、適切なアクセス権を設定します。
    フォルダー
    • データベース
      対象のフォルダーに対して、データベースの作成を許可するかしないかを選択します。
      ▼ をクリックし、[作成]または[作成不可]を選択します。
    データベース
    • レコード
      対象のデータベースに対して、レコードの閲覧だけを許可するか、編集も許可するかを選択します。
      ▼ をクリックし、[閲覧]・[閲覧/作成/編集]・[詳細設定]から選択します。
      [詳細設定]を選択すると、レコードのアクセス権の詳細を設定できます。レコードの新規作成は許可するが、既存レコードの削除は許可しないなどの設定ができます。
      レコード閲覧範囲を設定して、グループやユーザーによってレコードの閲覧を制限するように設定することもできます。
      レコード変更/削除範囲を設定して、グループやユーザーによってレコードの変更/削除を制限するように設定することもできます。
    • 関連要素
      対象のデータベースに対して、関連要素(フィルター・クロス集計・レイアウト・帳票)の作成を許可するかしないかを選択します。
      ▼ をクリックし、[作成]または[作成不可]を選択します。

    ※[フィルター]・[クロス集計]・[レイアウト]・[帳票]は、対象のグループ・ユーザーに対して[閲覧]が設定されていることを確認します。

  2. 設定が完了したら、[OK]をクリックします。
    設定した内容が反映され、選択した対象に対してアクセス権が設定されます。

[4] グループ・ユーザーごとにコマンドバーのアイコンの表示制御を行う

  1. データベース情報の公開シートでは、アクセス権の一覧に追加したグループまたはユーザーごとにレコード閲覧画面などのコマンドバーのアイコンやメニュー項目の表示・非表示を設定できます。
    データベース情報の公開シートの[コマンドバー表示制御]ボタンをクリックします。
    [コマンドバー表示制御]ダイアログボックスが表示されます。
  2. 設定が完了したら、[OK]をクリックします。
  3. データベース情報ダイアログボックスの[OK]をクリックします。
    設定した内容が反映され、選択した対象に対してアクセス権が設定されます。
  4. 表示・設定項目

    [コマンドバー表示制御]ダイアログボックス

    グループ/ユーザー行
    データベース情報ダイアログ [公開] シートのアクセス権で指定したグループ/ユーザーが表示されます。
    設定アイコン列
    各アイコンやメニュー項目の表示/非表示を設定できます。
    • チェックボックスがオン( チェックボックスオン )の場合:表示
    • チェックボックスがオフ( チェックボックスオフ )の場合:非表示
    設定列 対象となる画面
    アイコン 機能 データベース
    閲覧画面
    リレーション
    パネル
    ルックアップ
    レコードの
    選択ダイアログ
    クロス集計
    検索 キーワード検索 *1 - *2 -
    絞込 絞り込み検索 *1 - - -
    A→Z 並べ替え - - -
    [+]新規 新規作成 - -
    [+]複製 複製 - -
    編集 編集 - -
    削除 削除 - -
    クロス集計表 クロス集計 - - -
    印刷 印刷 - - -
    一覧形式 一覧形式の取り込み *4 - - -
    帳票 帳票の取り込み *4 - - -
    メール メール取込テンプレート情報*3 *4 - - -
    CSV CSV形式の出力 *5 - - -
    帳票 帳票作成 *5 - - -
    レポート レポート作成 *5 - - -
    表示 表示メニュー - - -
    レイアウト レイアウトの切り替え - - -
    CSV出力 クロス集計のCSV出力 - - -
    印刷 クロス集計の印刷 - - -

    *1:キーワード検索、絞り込み検索の両方が非表示となる場合、[レコードの絞り込みを解除する] アイコンも非表示となります。

    *2:非表示に設定すると、ルックアップキーレコードの選択ダイアログで [検索対象] が [ルックアップキー] に固定され、データの検索が行えなくなります。

    *3:メール取り込みが行えないデータベースの場合、本設定列は表示されません。 また、その場合は設定の出力処理でもCSVファイルにこの項目は出力されません。

    *4:コマンドバーの [取り込み] アイコンをクリックしたときに表示されるメニューの項目を制御します。

    *5:コマンドバーの [ファイル出力] アイコンをクリックしたときに表示されるメニューの項目を制御します。

    チェックボックス 行一括選択チェックボックス
    該当グループ/ユーザー行のチェックボックスの状態を一斉に変更できます。
    チェックボックス 列一括選択チェックボックス
    該当設定列のチェックボックスの状態を一斉に変更できます。
    [設定の取り込み/出力]
    取り込み・出力メニューが表示されます。
      [取り込み]
      選択すると、コマンドバー表示制御設定の取り込みダイアログが表示され、コマンドバー表示制御設定CSVファイルから設定を取り込めます。
      [出力]
      選択すると、現在の画面上の設定状態をコマンドバー表示制御設定CSVファイルに出力できます。

      ※メール取込が行えないデータベースの場合は「メール取込テンプレート情報」の設定は出力されません。

    [OK]
    現在の編集結果を一時的に記憶してダイアログを閉じます。
    編集結果を有効化するためには、さらにデータベース情報ダイアログで [OK] をクリックして、公開設定を保存する必要があります。
    [キャンセル]
    現在の編集内容を破棄してダイアログを閉じます。