導入事例

フリュー株式会社 様

“推し活ブーム”で急拡大する事業を情報一元化で支援
フリューが「みんクラ」で進める現場主導DX

フリュー株式会社様/Excel管理を脱却し、急拡大する事業を情報一元化で支援

導入事例の概要

プリントシール機やキャラクターIPを活用した商品など、エンタテインメント事業を多角的に展開するフリューでは、推し活・SNS・インバウンドなどの多岐にわたる需要の高まりによりアミューズメント専用景品(プライズ)のアイテム数が5年前比で約2倍に急増。Excelとメールを中心とした従来の運用では部門横断での情報管理に限界が生じていた。そこで同社は、現場主導で内製・運用できるツールとしてJUST.DBを導入。現在、「みんクラ」の愛称で親しまれる社内プロジェクトのもと、商品登録から受注管理まで事業全体の情報基盤として活用が広がっている。

導入前の背景

アイテム数が約2倍に急増。
Excelでの情報管理が限界に

推し活などの需要の拡大等により自社で開発するプライズのアイテム数が5年前比で約2倍に急増する一方、キャラクターMD事業部では情報が複数のExcelファイルに分散。最新情報の確認に時間を要し、データ受け渡しミスも発生していた。EC・コンビニくじ・海外展開といった商流の多角化も加速するなか、部門横断での一元管理が急務となっていた。

採用の理由

同時ログインライセンスと
現場主導の内製開発力に注目

現場でノーコードのままメンテナンスできるかどうかと、ライセンス形態の自由度を重視して複数製品を比較検討。そこで、同時ログインライセンスによりスモールスタートがしやすく、将来的な全社展開にも柔軟に対応できるJUST.DBに注目。UIのわかりやすさや、複雑な業務フローへの対応力も評価し、現場が自ら改善を続けられるツールとして導入を決めた。

導入後の成果

商品登録から受注管理まで
MDプロセス全体を一元管理

2024年9月に導入を決定し、約半年でプライズ事業の商品登録業務から利用を開始。現在は商品マスタ・キャラクターマスタの登録・活用、受注集計、品質検査(注意表記の確認等)へと範囲が拡大している。利用者は195名に上り、ライセンスの上限に近い人数でJUST.DBが活発に利用されている。

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導入の具体的なエピソード

急拡大する事業を支えきれない
Excelの限界と情報分散の弊害

フリュー株式会社は「人々のこころを豊かで幸せにする良質なエンタテインメントを創出する!」の企業理念のもと、プリントシール機や関連サービス、キャラクターIPを活用したぬいぐるみ・フィギュアなど、エンタテインメントに関わる事業を展開している。

なかでも近年は、いわゆる「推し活」やインバウンド、SNSといった多様な需要の高まりを受けて、プライズのアイテム数が5年前比で約2倍に急増。世界観事業本部 キャラクターMD事業部副事業部長の安藤弘之氏は「事業の拡大とともに取り扱うアイテムも情報も増え、それに伴い各部門で似たようなツールが乱立して情報が分散していました。そこで2023年末、どうすれば情報管理を効率化できるかICT戦略部に相談したのです」と振り返る。

相談を受けた経営戦略統括部 ICT戦略部副部長の村木宏壽氏は「情報が複数のExcelファイルに分散するなかで、データ受け渡しミスや古いデータの使用による修正コストも発生していました。プライズ事業における情報の増大に加え、EC・コンビニくじ・海外展開と商流の多角化も加速するなか、部門横断での情報一元管理は急務でした」と語る。

こうした状況を踏まえ、情報一元管理の実現にあたってはマスタ利用や入力規制による表記ゆれの解消も重要な課題として設定された。加えて、システム部門に依存することなく現場が自ら改善できる仕組みであることも、解決の方向性として当初から明確に意識されていた。
村木 宏壽 氏
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「みんクラ」の愛称で定着を加速
現場の心理的ハードルを下げる工夫

吉村 彩 氏
現場でノーコードのままメンテナンスできること、スモールスタートから全社展開へと柔軟に拡張できるライセンス形態の2点を軸に複数製品を比較した結果、JUST.DBが選ばれた。ICT戦略部にてプロジェクトを担当する吉村彩氏は「ワンストップで使いやすく、UIも直感的なので現場の皆さんに活用してもらえると感じました」と話す。

製品選定と並行してマーケティング部をはじめ企画、営業、生産管理といった各部門の担当者がプロジェクトに参加し、業務でどのような情報をどう扱っているかを丁寧に棚卸ししつつ、システム化の方法についてICT戦略部と議論を重ねていった。

こうして2024年9月に導入を決定すると、約半年で初期構築を完了。定着を図るうえでは、関連部署のメンバーをプロジェクトに正式に加え、それぞれの部門で自分事として説明できる体制を整えた。 さらに「みんなでクラフト」という意味を込めた「みんクラ」という愛称をプロジェクトにつけることで、身近に感じやすい風土をつくり、新システムへの移行に伴う心理的ハードルを下げる工夫も施した。

キャラクターMD事業部 プロモーション課 課長の奥野友美氏は「プロジェクト初期からスピード感を重視して進めました。わからないことがあればジャストシステムに相談するとすぐに回答をもらえたので、計画通り進めることができました」と語る。
奥野 友美 氏
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195名が活用する情報基盤へ
市民開発も進展中

初期構築を経た現在は、商品のライセンス許諾から商品の開発・仕様設定、カタログ入稿、受注集計、品質確認、製造に至るまで、マーチャンダイジングプロセスのほぼすべてのデータをJUST.DBに集約している。195名が日常的に利用し、キャラクターMD事業部以外にも海外・物販部門での活用が進みつつある。

こうした広がりのなかで導入効果として特筆すべきは、市民開発の進展だ。当初はICT部門を含むプロジェクトメンバー主導で進めていたが、現在は現場メンバーが自らシステムを構築・改善するケースが増えている。開発部門からは進捗管理のJUST.DB化、マーケティング部門からは費用対効果の管理実装といった活用法のアイデアが現場から自発的に上がるようになった。安藤氏は「うまく運用されだしてからは各自が考えて業務を進めているので、安心して見ていられます。データ受け渡しミスや古いデータ使用による修正コストも、JUST.DB導入後は現状発生していません」と手応えを語る。

さらなる拡大も視野に入る。今後はくじ・海外販路部門への展開を計画しているほか、事業計画立案・版権管理・予算進捗管理へと、JUST.DBの活用範囲をさらに広げていく方針だ。

村木 宏壽 氏

フリュー株式会社
経営戦略統括部 ICT戦略部 副部長

村木 宏壽 氏

吉村 彩 氏

フリュー株式会社
経営戦略統括部 ICT戦略部

吉村 彩 氏

奥野 友美 氏

フリュー株式会社
世界観事業本部 キャラクターMD事業部
マーケティング部 プロモーション課 課長

奥野 友美 氏