まるごと使えるテキスト!
小学生だってインターネットや携帯電話を、いつかは使うようになります。
溢れる情報と発達したメディアに囲まれた社会の中で、教育に求められるのは、子どもたちを単にそこから遠ざけることではなく、自分の身を守る「知識」と、必要な情報を正しく区別する「判断力」、それを「活用する力」を養うことです。そしてそれは、学校での生きた授業と家庭の連携なしには実現できません。
本書はそれを可能にするテキストです。授業の[意義]、[必要な要素]から8つの[モデル授業案]、[実践例]、授業の[効果]を手にすることで、誰でも情報モラルの授業ができます。
※すぐに使える授業用ワークシートも多数収録!
本書の構成
● 情報モラル教育を「授業」することの意義
T 現状を知る
- 1 全国的な状況
- 2 実践校の状況(学校環境)
- 3 実践校の状況(事前調査)
U 情報モラルの授業に必要なこと
- 浮かび上がった3つの活動
V 情報モラルの授業の選び方
- 授業づくりのポイントは同じ
W コミュニケーション力が育つ情報モラルの授業 【モデル授業案】
- a 携帯電話を使うルールを考えよう
- b 迷惑メールに対しての行動
- c メールは相手に伝わる言葉で
- d ブログ・プロフでのコミュニケーション
- e 調べ学習を見直すために
- f 相手にとって必要な情報とは何かを考えよう
- g メディアの特性を知ろう
- h <保護者参加のために>参観日を活用した体験学習
X コミュニケーション力が育つ情報モラルの授業 【実践例】
- A校の実践
- 1 メールのルールを考える
- 2 ブログやプロフを通じたコミュニケーションを考える
- B校の実践
- 1 フィルタリングの有効性を知る
- 2 メールを気持ちよく使うには
- C校の実践
- 1 チェーンメールへの対応から自分の判断軸を持つ
- D校の実践
- 1 携帯電話との付き合い方
- C校&D校の実践
- 2 テレビ会議を使った交流学習
Y 情報モラルの授業の効果について
- 1 実践校における効果検証の考え方
- 2 効果検証のケーススタディ
- 3 予防的な指導に効果検証を活かす
- 4 保護者から見た情報モラル教育
Z 資料編
著者プロフィール
監修:
赤堀侃司(あかほり かんじ)
白鴎大学教育学部教授(学部長)・東京工業大学名誉教授。教育工学の第一人者。メディアコミュニケーションや情報教育の実践的研究、教員のための授業技法の開発を行う。
著者:
三宅貴久子(みやけ きくこ)
関西大学初等部教諭。ITを活用した先進的な授業実践に定評がある。また、共同学習プロジェクト等による地域や学校間交流の草分け的存在。
稲垣 忠(いながき ただし)
東北学院大学教養学部准教授。情報社会に対応した実践支援・評価システムの開発や学校間交流のための授業設計モデルの開発研究等を進める。
「家庭と学校を授業でつなぐ」情報モラル教育研究会(情報モラル授業研究会)
授業を通じて学校と家庭が一緒に情報モラルの育成をめざすためのしくみづくりを目指し、発足。実際に役立つ情報モラルの授業案や、その成果を報告するプロジェクトを行う。