SWOT分析とは?
やり方・テンプレートと根拠ある分析のコツを解説


事業計画や新商品の企画書をまとめる場面で、SWOT分析の枠は用意したものの、4つのマスに何を書けばよいか手が止まった経験はないでしょうか。強みの欄に「技術力が高い」、機会の欄に「市場が拡大している」と書いてはみたものの、そこから先の戦略が出てこない。

SWOT分析は、埋めること自体が目的の作業ではありません。4つのマスに入れた内容が事実であって初めて、そこから導いた戦略は使えるものになるはずです。「SWOT分析は時代遅れだ」という声を見かけることがありますが、多くの場合、問題は枠組みではなく、社内の印象や想像だけで埋めた中身の方にあります。

本記事では、SWOT分析の4要素と進め方を整理したうえで、テンプレートと業種別の記入例を紹介します。あわせて解説するのは、強みや機会をどこから確かめるのか、社内の情報で足りる範囲と外部に聞く必要がある範囲の切り分けです。

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SWOT分析とは?4つの要素と2つの軸

SWOT分析(スウォット分析)は、自社の置かれた状況を強み・弱み・機会・脅威の4つに分けて整理する手法です。

まずは4つの要素と、それらを分ける2つの軸を確認します。

図1:SWOT分析の4つの要素と2つの軸
  プラス要因 マイナス要因
内部環境(自社) 強み
(Strength)

競合より
優れている点
弱み
(Weakness)

競合に
劣っている点
外部環境(市場) 機会
(Opportunity)

追い風になる
市場の変化
脅威
(Threat)

逆風になる
市場の変化

内部環境:強み(Strength)と弱み(Weakness)

内部環境は、自社の判断や努力で変えられる範囲を指します。技術力や人材、設備、ブランドの知名度、価格、販売チャネルなどがここに入り、競合と比べて優れている点が強み、劣っている点が弱みです。

判断の基準になるのは、競合と比べてどうかという点です。営業担当が20人いるという事実は、それだけでは強みでも弱みでもなく、競合が5人なら強み、100人なら弱みになります。比較の対象や数字を伴わない「対応が丁寧」「技術力が高い」といった書き方をすると、この後の工程で使いにくくなります。

外部環境:機会(Opportunity)と脅威(Threat)

外部環境は、自社では動かしにくい市場側の変化です。法改正、景気、人口構成、技術の普及、競合の参入、原材料価格の変動などが該当します。自社にとって追い風になるものが機会、逆風になるものが脅威です。

同じ出来事でも、立場によって機会にも脅威にもなります。在宅勤務の定着は、オフィス向け什器メーカーにとっては脅威ですが、家庭用のデスク周辺商品を扱うメーカーにとっては機会です。外部環境を書き出すときは、業界一般の話で止めず、自社の事業にどう影響するかまで言い換えておきます。

SWOT分析を行う目的

SWOT分析の目的は、4つのマスを埋めることではなく、その先で戦略の選択肢を絞ることにあります。強みを活かせる市場はどこか、弱みが致命傷になる領域はどこか。判断の材料を一枚に並べるための手続きです。

複数人で事業を検討する場面でも役に立ちます。営業は価格競争力を強みと考え、開発は技術の独自性を強みと考えている、といったずれは珍しくありません。書き出して並べれば、どこで認識が食い違っているのかも見えてくるはずです。

SWOT分析のやり方【4ステップ】

SWOT分析は、目的の設定から始めて、外部環境、内部環境の順に進めます。
順番を守るだけでも、洗い出しの精度は変わります。

図2:SWOT分析を進める4つのステップ
  1. STEP 1
    目的と分析対象を決める
  2. STEP 2
    外部環境(機会・脅威)を洗い出す
  3. STEP 3
    内部環境(強み・弱み)を洗い出す
  4. STEP 4
    4象限に整理する

STEP1:目的と分析対象を決める

最初に決めるのは、この分析で何を判断したいのかという目的です。「自社の現状を把握する」では範囲が広すぎて、強みも弱みもいくらでも書けてしまいます。「主力商品Aを来期どの市場に投入するか決める」と定めれば、書き出すべき情報も自然と絞られるはずです。

分析の単位も先に決めておきます。全社なのか、一つの事業部なのか、特定の商品なのか。全社と一商品では強みも脅威も変わるため、途中で単位が混ざると整理がつかなくなります。

STEP2:外部環境(機会・脅威)を洗い出す

外部環境から先に見るのは、市場の前提がないと強みを評価できないためです。「配送が速い」という特徴も、翌日配送が当たり前になった市場では強みになりませんし、逆に到着まで1週間かかるのが普通の市場なら大きな武器になります。

洗い出す範囲は、市場規模や成長率、顧客の行動の変化、競合の動き、法規制、技術の変化あたりが基本です。官公庁の統計や業界団体の資料、競合のプレスリリースや決算資料から拾えるものも少なくありません。ただし、顧客のニーズがどう変わったかは、公開情報だけでは見えない部分です。この点は後の章で改めて扱います。

STEP3:内部環境(強み・弱み)を洗い出す

内部環境を見るときの基準になるのは、STEP2で挙げた市場の変化です。単独で強い・弱いを判断するのではなく、その市場で通用するかどうかで見ます。

材料になるのは、受注や失注の理由、解約理由、問い合わせの内容、原価や納期の実績といった社内に蓄積されたデータです。営業と開発など立場の違うメンバーを集めると、一人では出てこない項目が挙がります。一方で、社内の意見だけで固めると印象に寄ります。顧客側の評価と突き合わせる工程が必要です。

STEP4:4象限に整理する

出そろった項目を4つの枠に振り分けます。この段階でやるのは、似た内容をまとめ、優先度の低い項目を落とす作業です。1つの枠に20項目も並ぶと、次のクロスSWOT分析で扱えません。各3〜5項目まで絞るのが目安です。

振り分けの際は、置き場所を間違えていないかを確認します。「健康志向が高まっている」は市場側の変化なので機会、「健康志向に応える商品ラインがある」は自社の話なので強みです。この混同はよく起こるため、後の章で改めて取り上げます。

クロスSWOT分析で戦略に落とし込む

4つのマスを埋めただけでは、次に何をするかまでは決まりません。
要素を掛け合わせて戦略の方向を出す工程が、クロスSWOT分析です。

図3:クロスSWOT分析の4つの戦略
  機会(O) 脅威(T)
強み(S SO戦略:
積極化戦略

強みを活かして
機会をつかむ
ST戦略:
差別化戦略

強みで脅威の
影響を抑える
弱み(W WO戦略:
改善戦略

弱みを補って
機会をつかむ
WT戦略:
防衛・撤退戦略

損失を最小限に
抑える

SO戦略(強み×機会):積極化戦略

強みを活かして機会をつかむ、最も投資しやすい組み合わせです。冷凍食品メーカーであれば、共働き世帯の増加という機会に対し、短時間で調理できる技術という強みを組み合わせ、平日の夕食向けに新ブランドを立ち上げるといった取り組みが挙げられます。

予算が限られている場合は、この枠から優先して着手するのが基本です。強みも機会もすでに手元にあるため、新しく何かを用意しなくても動き出せます。

ST戦略(強み×脅威):差別化戦略

脅威が迫っている領域で、強みを使って影響を避ける方向です。大手の低価格品が参入してきた市場で、価格では戦わず、原料の産地や製法を前面に出して別の評価軸をつくる打ち手が当てはまります。

正面から競合するのではなく、競争の土俵をずらす発想が求められます。価格で追随すると、体力のある側が有利になるためです。

WO戦略(弱み×機会):改善戦略

機会は見えているのに、自社の弱みが原因で手を出せない状態を解消する方向です。ECの需要が伸びているのに運用できる人員がいないのであれば、採用するのか、外部に委託するのか、出店の範囲を絞るのか。ここを決めるのが先です。

すべての弱みを埋める必要はありません。狙う機会にとって障害になっている弱みだけを選び、それ以外は後回しにします。

WT戦略(弱み×脅威):防衛・撤退戦略

弱みと脅威が重なる領域で目的になるのは、被害を小さく抑えることです。縮小が続く市場で自社のシェアも低いのであれば、在庫と販促費を抑える、取扱店を絞る、事業から退くといった判断が候補です。

成長の話ではないため後回しにされがちですが、ここを放置すると、ほかの戦略に回すはずの資源(予算や人員)が少しずつ削られていきます。

導き出した戦略は実行前に検証する

クロスSWOT分析から出てくるのは、あくまで仮説です。「共働き世帯は調理時間の短さを重視している」という前提でシリーズを企画しても、実際に重視されているのが栄養バランスであれば、訴求の軸がずれます。

本格的に投資する前に前提が合っているかを確かめておくと、手戻りを減らせます。商品コンセプトを提示して購入意向を聞く、価格帯ごとの受容度を測る、訴求文を複数用意して反応を比べる。いずれも数日で確認できる範囲です。

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SWOT分析のテンプレートと書き方のポイント

分析を始める前に、書き込む枠を用意しておくと進めやすくなります。
ここでは基本の形と、記入するときに気をつける点を紹介します。

基本のSWOTマトリクス

縦軸に自社と市場、横軸に追い風と逆風を置いた形が基本です。表計算ソフトでもスライドでも作成できます。

  プラス要因 マイナス要因
内部環境 強み(S)


弱み(W)


外部環境 機会(O)


脅威(T)


埋める順番は、下段の外部環境から上段の内部環境へ向かいます。市場の前提を置いてから自社を評価する流れになるためです。

クロスSWOT分析のマトリクス

SWOTの表が埋まったら、要素を掛け合わせる枠に移ります。組み合わせごとに、次のような問いを立てると書き出しやすくなります。

掛け合わせ 記入するときの問い
強み × 機会 この強みを使って、この機会をどう取りに行くか
強み × 脅威 この強みで、この脅威の影響をどう抑えるか
弱み × 機会 この弱みを補えば、この機会を取れるか
弱み × 脅威 この組み合わせによる損失をどう小さくするか

書き方の3つのポイント

1つ目は、具体的に書くことです。「技術力が高い」「顧客対応が良い」といった表現では、読む人によって意味が変わります。「金属加工の公差を±0.01mmに抑えられる」「問い合わせに平均2時間以内で一次回答している」のように、数字や事実に置き換えます。

2つ目は、1つの欄に複数の内容を詰め込まないことです。「若手が多く活気があるが、経験の浅さから対応にばらつきがある」は、強みと弱みが混ざっています。分けて書けば、それぞれに対する打ち手も別々に考えられます。

3つ目は、作った表を更新することです。市場が動けば、一度作った表は合わなくなります。半期に一度、あるいは事業計画を見直すタイミングで脅威の欄から確認していくと、変化に気づきやすいはずです。

SWOT分析の具体例【業種別の記入例】

記入の粒度は、例を見た方が早く伝わります。
ここで挙げるのは、3つの業種における4つのマスと、そこから導いた戦略です。

BtoB SaaS企業の例

要素 記入例
強み(S) 特定業界向けの機能が充実しており、同業種での導入実績が80社ある
弱み(W) 営業人員が6名で、問い合わせへの対応が追いついていない
機会(O) 業務のデジタル化に取り組む中小企業が増えている
脅威(T) 大手ベンダーが同じ業界向けの機能を追加し、価格を下げている

強みと機会を掛け合わせると、実績のある業界に絞って導入事例を発信し、同業からの問い合わせを増やす方向が出ます。ただし、営業人員の少なさが機会を取りきれない原因になっているため、商談前の一部を自動化する、代理店を使うといったWO戦略も並行して必要です。

食品メーカーの例

要素 記入例
強み(S) 独自の冷凍技術により、解凍後も食感が落ちにくい
弱み(W) 自社ブランドの知名度が低く、店頭で手に取られにくい
機会(O) 共働き世帯が増え、平日の調理時間を短縮したい層が広がっている
脅威(T) 原材料と物流の価格が上がり、値上げが避けられない

技術という強みを時短のニーズに当てるSO戦略が中心になります。ただし知名度が低いままでは店頭で選ばれないため、試食販売や調理動画など、味を伝える接点をつくるWO戦略を組み合わせます。値上げについては、価格を下げて対抗するのではなく、品質を理由に納得してもらう説明を用意するST戦略が現実的です。

小売・店舗の例

要素 記入例
強み(S) 駅から徒歩1分の立地で、常連客が売上の6割を占める
弱み(W) 店舗が15坪と狭く、品ぞろえを増やせない
機会(O) 近隣にオフィスビルが完成し、平日昼の人通りが増える見込み
脅威(T) 徒歩5分の場所に大型店が出店する

売り場面積で勝てない以上、品ぞろえを広げる方向はWT戦略として避けます。立地と常連客という強みを使い、平日昼の来店を想定した商品に絞り込むST戦略が軸になります。増える人通りが実際に自店の客層と重なるかどうかは、大型店の出店前に確かめておきたい点です。

SWOT分析が「時代遅れ」と言われる3つの理由

SWOT分析については、役に立たない、古いといった声も見かけます。
ただ、指摘の多くはフレームワークそのものではなく、使い方に向けられたものです。

社内の主観だけで4つのマスを埋めてしまう

会議室に関係者を集めて、思いついた項目を付箋に書いて貼っていく。よく見る進め方ですが、この方法で出てくるのは、参加者が持っている印象の集合です。

「うちはサポートが手厚い」と全員が思っていても、顧客が同じように評価しているとは限りません。実際には、サポートの速さより料金の分かりやすさを理由に選ばれていた、ということもあります。前提が違えば、そこから出した戦略も的外れです。

「強み」と「機会」を混同してしまう

「健康志向が高まっている」を強みの欄に書いてしまうのは、実務でよく起こる間違いです。これは市場側の変化なので機会にあたります。強みの欄に入るのは「健康志向に応える商品を10年前から扱っている」といった自社の話です。

混同したまま進めると、クロスSWOT分析が成立しません。強みと機会を掛け合わせるはずが、機会と機会を掛けることになり、具体的な打ち手が出てこなくなります。迷ったときの基準は、自社の判断で変えられるかどうかです。

分析して終わり、戦略につながらない

表を作った時点で満足してしまい、その後の会議で使われない。これも珍しくありません。原因の一つは、STEP1で目的を決めていないことです。

「来期の投資先を2つに絞る」「主力商品を投入する市場を決める」といった判断がぶら下がっていれば、表は会議の資料として使われます。判断が決まっていない状態で作った表は、参照する理由がないまま残るだけです。

使えるSWOT分析にするための情報の集め方

前章で挙げた問題の多くは、埋める情報の出どころを変えれば減らせます。
ここで整理するのは、どの欄を何で裏づけるのかという点です。

強みは自社ではなく顧客が評価して決まる

強みかどうかを決めるのは、社内の自己評価ではなく、顧客が選んだ理由です。受注できた案件と失注した案件の両方で、何が決め手になったのかを確認します。

手元にある材料は、受注理由や失注理由の記録、解約時のアンケート、問い合わせの内容などです。それでも、競合と比べて自社がどう見えているかまでは分かりません。自社を選ばなかった人に理由を聞く場面では、外部への調査が必要です。

機会・脅威は推測ではなく市場の事実で確かめる

市場規模や人口構成、法改正といった項目は、統計や業界団体の資料で確認できます。競合の動きも、決算資料やプレスリリースからある程度は追える範囲です。

一方で、顧客の意識がどう変わったかは公開情報に載っていません。「時短のニーズが高まっている」と書いたとして、その層が本当に求めているのが調理時間の短さなのか、後片付けの手軽さなのか、栄養バランスなのかで、打ち手は変わります。この違いは、対象者に直接聞かなければ分からない部分です。

社内で分かることと、外部に聞かないと分からないこと

4つの欄それぞれについて、社内の情報で足りる範囲と、外部に確認する必要がある範囲を整理すると次のようになります。

要素 社内の情報で分かること 外部に聞かないと分からないこと 確認手段
強み(S) 売上、解約率、受注理由の記録 顧客が実際に評価している点、競合と比べた印象 顧客満足度調査
ブランドイメージ調査
弱み(W) 対応工数、問い合わせ内容 検討時に選ばれなかった理由、離脱の実態 非購入者調査
解約者調査
機会(O) 公開統計、業界レポート 生活者のニーズの変化、新しい用途の受容度 ニーズ調査
コンセプト調査
脅威(T) 競合の公開情報、法改正 競合の想起率、価格の受容範囲 認知度調査
価格調査

すべてを調査で埋める必要はありません。社内のデータと公開情報で足りるところはそちらで済ませ、残った空欄だけを外部に聞く。この順番で進めれば、費用も期間も抑えられます。

市場調査の手法や進め方は以下の記事でも解説しています。

PEST分析・3C分析との違いと組み合わせ方

SWOT分析は、他のフレームワークと組み合わせて使われることの多い手法です。
違いを押さえておくと、どの順番で使うかを決めやすくなります。

フレームワーク 分析対象 SWOT分析との関係
SWOT
分析
内部環境と外部環境をまとめて整理
3C分析 市場・顧客/競合/自社 SWOTの前段。強みと機会の材料を集める
PEST
分析
マクロ環境(政治・経済・社会・技術) SWOTの前段。機会と脅威の材料を集める

3C分析との違い

3C分析は、市場・顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の3つを調べる手法です。調べる対象が決まっている点がSWOT分析との違いで、SWOT分析が整理の枠だとすれば、3C分析は調べる項目のリストに近い役割を持ちます。

3C分析で集めた内容は、そのままSWOT分析の材料です。顧客と競合の情報が機会・脅威に、自社の情報が強み・弱みに対応します。

PEST分析との違い

PEST分析は、政治(Politics)、経済(Economy)、社会(Society)、技術(Technology)の4方向からマクロ環境を見る手法です。扱う範囲が外部環境に限られるため、SWOT分析の機会・脅威を埋める場面で使われます。

向いているのは、自社ではどうにもならない大きな変化を漏らさず拾う場面です。規制の変更や人口構成の変化のように、影響が出るまでに時間がかかるものほど、この段階で拾っておく価値があります。

組み合わせて使う順番

実務では、PEST分析でマクロ環境を押さえ、3C分析で市場・競合・自社を具体的に調べ、その結果をSWOT分析に集約する流れが扱いやすい形です。最後にクロスSWOT分析で戦略の方向を出します。

順番を逆にしてSWOT分析から始めると、材料が手元にないまま印象で書くことになります。時間が限られている場合でも、外部環境を確かめる工程だけは先に置いておきたいところです。

SWOT分析の情報収集に使えるセルフ型ネットリサーチ「Fastask」

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社内の情報だけでは埋まらない欄が残ったとき、対象者に直接聞く手段としてネットリサーチがあります。

Fastaskは、自社で調査を設計しながら外部モニターに配信できるセルフ型のサービスです。

機会・脅威の裏づけを取る(ニーズ調査・価格調査)

「共働き世帯は調理時間の短さを求めている」という前提が合っているかどうかは、該当する層に聞けば確かめられます。調理時間、後片付け、栄養バランス、価格のうち何を優先しているかを尋ねれば、機会の欄に推測ではなく回答結果を書けます。

脅威の欄も同じです。競合として名前が挙がるブランドが、実際に顧客の頭に浮かんでいるのか。検討している価格帯が受け入れられる範囲なのか。Fastaskでは、約700万人のアクティブモニターから条件に合う対象者を抽出して配信でき、最短即日で結果を受け取れます。

強み・弱みを顧客の評価で確かめる(満足度調査・非購入者調査)

強みの欄については、既存顧客に選んだ理由を聞くだけでなく、自社を選ばなかった層にも聞けると精度が上がります。検討したが導入しなかった理由、他社に決めた決め手。いずれも社内のデータには残らない情報です。

弱みの欄も、問い合わせ件数のような社内の記録だけでは全体像がつかめません。不満を感じても連絡せずに離れた層が含まれないためです。外部モニターへの配信であれば、こうした層にも届きます。

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SWOT分析に関するよくある質問

最後に、SWOT分析について寄せられることの多い質問をまとめます。

SWOT分析の読み方は?

「スウォット分析」と読みます。Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の頭文字を並べたものです。

「エス・ダブリュー・オー・ティー分析」と読まれることもありますが、会議の場で通じやすいのはスウォット分析の方です。

看護・医療の現場でも使えますか?

使えます。病棟や外来の運営方針を検討する場面や、看護管理の研修課題として用いられることがあります。

考え方は企業の場合と同じです。人員体制や設備、専門資格を持つスタッフの数などが内部環境、診療報酬の改定や地域の人口構成、近隣の医療機関の動きが外部環境にあたります。

個人の自己分析や就職活動にも使えますか?

使えます。自分の経験やスキルを強み・弱み、業界の動向や求人の状況を機会・脅威として整理する形です。

ただし、企業の分析と同様に、自己評価だけで埋めると偏ります。第三者からの評価や、志望する業界で実際に求められている経験を確認したうえで書くと精度が上がります。

SWOT分析の項目はいくつ書けばよいですか?

各欄3〜5項目が目安です。それ以上並べると、クロスSWOT分析で掛け合わせる組み合わせが増えすぎて、優先順位をつけられなくなります。

思いついた項目をいったんすべて書き出し、そのうえで判断に影響するものだけを残す進め方が扱いやすいでしょう。

まとめ

SWOT分析は、自社と市場の情報を4つの枠に整理し、次に取るべき戦略の方向を決めるための手法です。強み・弱みは自社の話、機会・脅威は市場の話という切り分けを守り、外部環境から先に確認していくと、洗い出しの精度が上がります。

埋めた表を戦略につなげる工程がクロスSWOT分析です。強みと機会が重なる領域から着手し、弱みと脅威が重なる領域では損失を抑える。ここで出てくるのは仮説なので、投資を決める前に前提が合っているかを確かめておくと手戻りが減ります。

そして、分析の精度を決めるのは枠組みではなく、4つの欄に入れる情報の質です。社内のデータと公開情報で足りる範囲はそちらで済ませ、顧客がどう評価しているか、市場のニーズがどう変わったかといった、外に聞かなければ分からない部分だけを調査で補う。この切り分けができれば、SWOT分析は判断に使える資料になります。

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