失敗しないアンケート設計術
—目的別テンプレートと作成のコツを徹底解説


Webフォームを活用したオンライン調査が身近になった今、アンケート調査も比較的手軽に行えるようになってきました。しかし、設問の設計に不慣れなままアンケートを作成すると、得られる回答が曖昧だったり、集計が難しかったりすることもあるでしょう。

そこで本記事では、初心者でもすぐに活用できる目的別アンケートテンプレートと、その効果を最大限に引き出す設計のコツ、さらに実務で活かせる調査ステップやホワイトペーパーを一挙にご紹介します。

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アンケートテンプレートとは

アンケート作成に慣れていない方は、何から始めればよいのか迷うことが多いものです。そんなときに便利なのが「アンケートテンプレート」です。この章では、テンプレートとは何か、その基本的な役割やメリットについて説明します。目的に合ったテンプレートを選ぶことで、設計にかかる手間を減らし、より正確な回答が得られるアンケートを作成できるようになります。

①アンケートテンプレートの基本と役割

アンケートテンプレートとは、調査の目的に合わせて、あらかじめ設問の構成や回答の形式が決められているフォーマットのことです。たとえば、顧客満足度調査やイベント後のフィードバック、新商品開発時のニーズ調査など、さまざまな目的に応じたテンプレートが用意されています。これを使うことで、設問の順番や言い回し、選択肢の作成といった作業の手間を大幅に減らすことができます。

特に、社内調査やウェビナー後のアンケートのように短期間で結果が求められる場合は、既存のテンプレートをもとにカスタマイズすることで、素早く、しかも的確にアンケートを作成することが可能です。

すぐに使える!代表的なアンケートテンプレート集

この章では、利用シーン別に使いやすく、実務でも導入しやすいテンプレートを5種類紹介します。各テンプレートの活用ポイントや設計の工夫にも触れながら、目的に合ったものを選ぶ参考にしてください。

①顧客満足度調査向けテンプレート

顧客満足度調査を行う際には、総合的な満足度だけでなく、製品やサービスごとの具体的な評価項目や、再度利用したいかどうかといった意向も調査内容に含めることが大切です。多くの場合、5段階評価やNPS(ネット・プロモーター・スコア/顧客推奨度)などの数値で表せる指標を使うことで、回答結果を比較したり分析したりしやすくなります。

中でもNPSは、「このサービスを他の人にすすめたいと思うか」というシンプルな質問を通じて、熱心なファン(ロイヤル顧客)の割合を把握できるため、近年とくに注目されています。

以下の「Webサービス満足度調査のアンケート見本1」と「顧客推奨度調査(NPS®調査)テンプレート見本2」では、選択式と自由記述式の質問がバランスよく組み合わされています。そのため、顧客がどの部分に満足しているのか、または不満を感じているのかを具体的に把握しやすい設計になっています。

Webサービス満足度調査のアンケートテンプレート見本1

タイトル:●●●に関するアンケート

設問タイプ マルチアンサー(設問30個まで)
設問文
(400字まで)
Q1:あなたが●●●を知ったきっかけであてはまるものを全てお選びください。
選択肢1 テレビ
選択肢2 新聞
選択肢3 ラジオ
選択肢4 雑誌
選択肢5 企業ホームページ
選択肢6 口コミサイト
選択肢7 インターネット検索
選択肢8 インターネット広告
選択肢9 メールマガジン
選択肢10 SNS
選択肢11 ブログ
選択肢12 ダイレクトメール
選択肢13 チラシ
選択肢14 交通広告
選択肢15 家族・知人友人
選択肢16 この中にあてはまるのはない
設問タイプ シングルアンサー(選択肢30個まで)
設問文
(400字まで)
Q2:あなたは●●●をどのくらいの頻度で利用していますか?
選択肢1 ほぼ毎日
選択肢2 1週間に2~3回程度
選択肢3 1週間に1回程度
選択肢4 1ヶ月に2~3回程度
選択肢5 1ヶ月に1回程度
選択肢6 2~3ヶ月に1回程度
選択肢7 それ以下の頻度
設問タイプ シングルアンサー(選択肢30個まで)
設問文
(400字まで)
Q3:あなたは●●●に対して総合的にどのくらい満足していますか。あてはまるものをお選びください。
選択肢1 満足
選択肢2 やや満足
選択肢3 どちらでもない
選択肢4 やや不満
選択肢5 不満
設問タイプ フリー大(入力欄1個まで)
設問文
(400字まで)
Q4:あなたが●●●に対して、前問のように回答した理由をご自由にお書きください。
フリー記入  
設問タイプ マトリクスシングル(表左選択肢×表上項目50個まで)
設問文
(400字まで)
Q5: あなたは●●●の以下の点に対して、どのくらい満足していますか。それぞれの項目でお答えください。
  満足 やや満足 どちらでもない やや不満 不満
価格
機能
使いやすさ
設問タイプ フリー大(入力欄1個まで)
設問文
(400字まで)
Q6: ●●●に対してご意見・ご要望がございましたら記載ください。
フリー記入  

顧客推奨度調査(NPS® 調査)テンプレート見本2

タイトル:●●●に関するアンケート

設問タイプ マルチアンサー(設問30個まで)
設問文
(400字まで)
Q1: 事前アンケートで、●●●を利用したと回答された方に配信しています。あなたは●●●を友人や家族に薦めたいと思いますか?10を「是非お薦めしたい」、0を「全くお薦めしない」とした11段階でお答えください。
選択肢1 10(是非お薦めしたい)
選択肢2 9
選択肢3 8
選択肢4 7
選択肢5 6
選択肢6 5(どちらでもよい)
選択肢7 4
選択肢8 3
選択肢9 2
選択肢10 1
選択肢11 0(全くお薦めしない)
設問タイプ フリー大(入力欄1個まで)
設問文
(400字まで)
Q2: ●●●に対してご意見・ご要望がございましたら記載ください。
フリー記入  
設問タイプ フリー大(入力欄1個まで)
設問文
(400字まで)
(Q1で「0~8」とお答えの方に伺います。)
Q3: ●●●について、あなたが「10(是非お薦めしたい)」と思うためには、どのようなことが必要だと思いますか。
フリー記入  
設問タイプ シングルアンサー(選択肢30個まで)
設問文
(400字まで)
Q4: あなたは今後も●●●を購入したいと思いますか。
選択肢1 購入したい
選択肢2 やや購入したい
選択肢3 どちらとも言えない
選択肢4 あまり購入したくない
選択肢5 購入したくない

②市場調査・ニーズ把握向けテンプレート

市場調査や新商品のニーズを把握するためには、対象となる人々の行動パターンや意識、購買の背景などを幅広く理解することが重要です。しかし、多くの情報を集めようとすると、設問数が増えてしまい、回答者が途中で離脱しやすくなります。そこで、調査の構成を論理的に整理することで、回答者が最後まで答えやすくなります。

さらに、事前に調査の目的を明確にしておくことで、偏りの少ないデータを集めることができます。こうして集めたデータを分析すれば、新しい事業のアイデアを考えたり、現在のサービスを改善するためのヒントを見つけたりするのに役立ちます。

ブランドイメージ調査テンプレート見本3

タイトル:●●●に関するアンケート

設問タイプ シングルアンサー(選択肢30個まで)
設問文
(400字まで)
Q1: あなたは、●●●をご存知ですか。または購入したことがありますか。
選択肢1 知っていて購入したことがある
選択肢2 知っているが購入したことはない
選択肢3 知らない
設問タイプ マルチアンサー(選択肢30個まで)
設問文
(400字まで)
Q2: あなたは●●●に対して、どのようなイメージをお持ちですか。あてはまるものをすべてお選びください。
選択肢1 定番
選択肢2 信頼できる
選択肢3 安心である
選択肢4 品質がよい
選択肢5 高級感がある
選択肢6 安っぽい
選択肢7 おしゃれ
選択肢8 個性的
選択肢9 自分向け
選択肢10 あてはまるものはない
設問タイプ シングルアンサー(選択肢30個まで)
設問文
(400字まで)
Q3: あなたは●●●にどのくらい好感を持っていますか。
選択肢1 好感が持てる
選択肢2 やや好感が持てる
選択肢3 どちらともいえない
選択肢4 あまり好感が持てない
選択肢5 好感が持てない
設問タイプ フリー大(入力欄1個まで)
設問文
(400字まで)
Q4: ●●●に対して、前問で回答した理由をお書きください。
フリー記入  

パッケージABテスト調査テンプレート見本4

タイトル:●●●に関するアンケート

設問タイプ マトリクスシングル(表左選択肢×表上項目50個まで)
設問文
(400字まで)
Q1:下記のパッケージデザイン【A】について、あなたの気持ちに近いものをそれぞれお選びください。
  あてはまる ややあてはまる どちらでもない あまりあてはまらない あてはまらない
品質が良さそう
高級感がある
身近な
感じがする
手に取りたく
なる
目に止まる
設問タイプ マトリクスシングル(表左選択肢×表上項目50個まで)
設問文
(400字まで)
Q2:下記のパッケージデザイン【B】について、あなたの気持ちに近いものをそれぞれお選びください。
  あてはまる ややあてはまる どちらでもない あまりあてはまらない あてはまらない
品質が良さそう
高級感がある
身近な
感じがする
手に取りたく
なる
目に止まる
設問タイプ マトリクスシングル(表左選択肢×表上項目50個まで)
設問文
(400字まで)
Q3:それぞれのパッケージについて、あなたはどれくらい好感が持てますか。
  好感が
持てる
やや好感が
持てる
どちらでも
ない
あまり好感は
持てない
好感は
持てない
パッケージA
パッケージB

③イベント・セミナー後のフィードバックテンプレート

セミナーやイベントの満足度調査は、次回以降の改善や顧客満足度を高めるために欠かせません。特に、ウェビナーのようなオンライン開催の場合は、所要時間を短くしながらも、内容の理解度や講師への評価、操作のしやすさや通信環境への満足度などを正確に把握できる、シンプルでわかりやすい設計が必要です。

また、参加者からすぐにフィードバックをもらうためには、スマートフォンからも簡単に回答できる構成にすることが大切です。さらに、回答にかかる時間を短縮できるように工夫することで、回収率の向上も期待できます。

Webサービス満足度調査のアンケートテンプレート見本5

設問タイプ シングルアンサー(選択肢30個まで)
設問文
(400字まで)
Q1: 今回の●●●の全体的な内容について、ご満足いただけましたか?
選択肢1 満足
選択肢2 やや満足
選択肢3 どちらでもない
選択肢4 やや不満
選択肢5 不満
設問タイプ マルチアンサー(選択肢30個まで)
設問文
(400字まで)
Q2: 以下の項目について、ご感想をお聞かせください。
内容のわかりやすさ
選択肢1 大変分かりやすかった
選択肢2 分かりやすかった
選択肢3 どちらでもない
選択肢4 一部、分かりづらかった
選択肢5 非常に分かりづらかった
設問タイプ フリー大(入力欄1個まで)
設問文
(400字まで)
Q3: Q2で回答いただいた内容について、具体的な理由があればぜひこちらでお聞かせください。
フリー記入  
設問タイプ マルチアンサー(選択肢30個まで)
設問文
(400字まで)
Q4:次回の〇〇〇にもご参加いただける予定ですか?
選択肢1 参加したい
選択肢2 どちらでもない(検討中)
選択肢3 内容によっては参加したい
選択肢4 参加しない
設問タイプ フリー大(入力欄1個まで)
設問文
(400字まで)
Q5:次回の〇〇〇の内容について、具体的なご要望があればぜひこちらでお聞かせください。
フリー記入  
設問タイプ マルチアンサー(選択肢30個まで)
設問文
(400字まで)
Q6: 今後、弊社からメールにて最新のニュースをお届けしてよいジャンルがありましたら、選択ください。
選択肢1 〇〇(ジャンル1)
選択肢2 〇〇(ジャンル2)
選択肢3 〇〇(ジャンル3)

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設問テンプレートを活かすための設計のコツ

テンプレートを使うだけでは、必ずしも質の高いアンケートができるとは限りません。調査の目的に合わせて、設問の数や順番、選択肢の表現に気を配ることで、回答率や分析の精度を高めることができます。この章では、テンプレートを効果的に活用するための3つの設計ポイントについて解説します。

①目的に合致した設問数と構成を見極める

アンケートの目的によって、必要な設問数や内容は大きく変わります。たとえば、商品購入後の満足度を知りたい場合は、設問を10問以内に絞り、回答者の負担が少ない構成にするのが理想です。

一方で、考え方を深く探ったり、詳しい行動を調べたりする場合は、やや多めの設問が必要になることもあります。大切なのは、情報を集める目的に対して、適切な設問の量を見極めることです。不要な設問が続くと、途中で回答をやめてしまう人が増え、有益なデータが集まりにくくなるリスクがあります。

②論理的な質問の流れを設計する

アンケートを作るときは、質問の順番にも注意が必要です。いきなり個人的な価値観や意見を聞くと、回答者が警戒してしまうことがあります。そこで、まずは「年齢」や「性別」などの属性情報や、「経験の有無」といった答えやすい質問から始め、徐々に内容を深めていく流れが効果的です。

たとえば、イベントの満足度調査では、「イベントをどこで知ったか」「参加した理由」などから始め、次に「内容の理解度」や「講師の印象」などの評価に進みます。最後に、改善点や自由意見を尋ねると、自然な流れで回答しやすくなります。設問の順序が論理的であれば、回答者は迷わずに進めることができ、途中でやめてしまうのを防ぐことにもつながります。

③選択肢の表現に注意する

設問だけでなく、選択肢の表現にも気をつける必要があります。曖昧だったり、偏りがあったりする選択肢は、正確なデータが得られない原因になります。「満足」や「不満」などの抽象的な表現は、どの程度の気持ちなのか分かりにくいため、5段階評価のように具体的な基準を示すと、回答者の認識の違いを減らすことができます。

また、どの選択肢にも当てはまらないと感じる人のために、「その他」「わからない」「当てはまらない」といった選択肢を用意しておくと、無理に答えさせることを防げます。さらに、選択肢の順番や言い回しも自然な流れに整えることで、より質の高い回答を集めることができます。

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失敗しないためのアンケート作成ステップとは

テンプレートや設問構成が整っていても、実際の運用プロセスに課題があれば、成果につながりません。この章では、企画段階から配信・分析まで、アンケート作成の流れを3つのステップに分けて解説します。初めてアンケートを作成する方や、見直しを検討中の方にも役立つ内容です。

①企画段階で行うこと(目的・対象の明確化)

アンケートを作成する際、最初に取り組むべきなのは、その目的をはっきりさせることです。「何のために」「誰から」「どんな情報を集めたいのか」を具体的な言葉で表すことで、設問の構成方針が決まります。たとえば、「サービスを今後も使いたいかどうかを知りたい」「商品をより良くするためのヒントを集めたい」といった明確な目的があれば、それに合わせて設問の内容や回答方法も選びやすくなります。

また、アンケートの対象者をどう設定するかも大切なポイントです。年齢や性別、住んでいる地域、購入経験の有無など、「誰に聞くのか」をはっきりさせておくことで、スクリーニングやサンプリングといった作業もスムーズに進められます。

②設問作成の基本設計(設問構成・順序・回答形式)

設問を作成する際は、調査の目的に合った内容や順序にすることが大切です。まず「属性情報(性別・年齢など)」から始め、その後に「認知」「評価」「行動」といった項目へ、段階的に具体的な内容へ進めていくのが一般的な流れです。このように順序立てて設問を配置することで、回答者の心理的な負担を減らし、途中で回答をやめてしまう人を少なくできます。

設問の形式には「選択式」「記述式」「マトリクス式」などがありますが、全体の70〜80%は選択式にし、自由記述は補足的に使うのが理想的です。また、選択肢の内容が重ならないように注意し、適切な幅(粒度)で選択肢を設定することで、集めたデータの分析もしやすくなります。

③実施〜回収後までの流れ(配信・回収・分析)

アンケートが完成したら、配信方法を選ぶことが重要です。メールやLINE、QRコード付きのチラシ、Webサイトへの埋め込みなど、ターゲットに合わせて最適なチャネルを使い分けましょう。配信前には必ず動作確認を行い、誤字脱字や選択肢の漏れがないか最終チェックをしてください。

回収期間は1〜2週間が目安ですが、リマインド通知を活用することで回収率をさらに高めることができます。アンケートの回収後は、集計ソフトや分析ツールを使って結果を見やすく整理します。必要に応じて、クロス集計や自由回答のテキストマイニング(自由記述の内容を分析する方法)も行いましょう。最後に、報告書やプレゼン資料としてまとめ、次のアクションにつなげることが最終的な目標です。

セルフ型ネットリサーチのFastaskならば最短24時間でアンケートを改修することも可能です。

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マーケティングリサーチの代表的な手法や活用事例、成功させるためのポイントなどをまとめました。

調査設計に役立つホワイトペーパーを4つご紹介!

この章では、マーケティングや商品企画、顧客分析など、実務で幅広く使える4種類のホワイトペーパーを紹介します。これから調査設計に関わる方は、ぜひ参考にしてください。

①ブランド認知度調査・ブランドイメージ調査 徹底活用ガイド

「ブランド認知度調査・ブランドイメージ調査 徹底活用ガイド」では、認知度やイメージ、購入意向など、ブランド構築に欠かせない指標の捉え方を丁寧に解説しています。特に「自発想起」や「助成想起」といった指標は、マーケティング戦略の基礎データの回収や、競合との差別化やポジショニング分析にもお役立ていただけます。

ブランド認知度調査・ブランドイメージ調査 徹底活用ガイド

ブランド認知度・ブランドイメージを測るための調査手法について、設問設計のポイントや分析の考え方を解説します。

②コンセプト調査 徹底活用ガイド

新商品やサービスの導入前に行う「コンセプト調査」は、生活者の受け入れ度や関心の強さを測る大切な工程です。このホワイトペーパーでは、コンセプト案に対してターゲットがどのように感じたかを、さまざまな観点から把握する方法を解説しています。

また、複数のコンセプト案を比較する場合の設問構成や、パッケージ・ネーミングなど要素別に分解した評価手法も提示されています。導入前にユーザー視点の検証を行う際に非常に有用なホワイトペーパーです。

コンセプト調査 徹底活用ガイド

プロダクトのコンセプトの受容性を明らかにするコンセプト調査について、調査企画や分析のポイントを解説します。

③価格調査 徹底活用ガイド

「価格調査 徹底活用ガイド」では、ユーザーが「いくらなら購入したいか」を明らかにするための設計手法が解説されています。代表的な調査手法であるGabor-Granger法やPSM(価格感度測定)を使い、適正な価格帯を数字で導き出す流れがわかりやすく示されています。

たとえば、「高すぎると思う価格」「妥当だと感じる価格」「安すぎて不安になる価格」などを組み合わせて、価格と購買意向の相関を可視化することも可能です。価格改定や新商品投入時の価格戦略を練る際にお役立てください。

価格調査 徹底活用ガイド

プロダクトの価格を決めるするときに役立つ調査手法や、価格戦略のポイントを解説します。

④顧客満足度調査実践ガイド

「顧客満足度(CS)調査実践ガイド」では、NPS(ネット・プロモーター・スコア)を活用した分析手法や、5段階評価による設問例を豊富に紹介しています。総合満足度の評価はもちろん、製品別の印象や再購入意向、推奨意向までを網羅する構成になっており、定量・定性両面から顧客の声を把握するのにお役立ていただけます。

実務での活用を強く意識した内容となっており、CS調査の導入を検討している企業にとって、改善サイクルの出発点として非常に参考になる資料です。

顧客満足度調査実践ガイド

顧客満足度調査でわかることや活用例をはじめ、調査設計・分析および活用のポイントを解説します。

まとめ

本記事では、アンケートテンプレートの基本的な役割から、代表的なテンプレート例、設計のコツ、作成ステップ、さらには実務に役立つホワイトペーパーまで幅広く紹介しました。

テンプレートを活用することで、設問設計の手間を省くだけでなく、調査目的に沿った精度の高いデータ収集が可能になります。ただし、テンプレートをそのまま使うのではなく、対象者や状況に応じて微調整することが重要です。設問の順序や選択肢の表現に気を配ることで、回答率や回答の質が格段に向上するでしょう。

これからアンケートを作成しようとしている方は、まずはご自身の目的に合ったテンプレートを選ぶことから始めてみてください。そして、今回紹介した設計のポイントを意識しながら、より効果的なアンケート運用を実現していただければと思います。

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Sprint(スプリント)とは?

ジャストシステムが2017年8月にリリースした、「わずか5分でターゲットとなる消費者に出会えるチャットインタビューサービス」で、インターネット上で定性調査のインタビューができます。従来のリアル・インタビューよりもはるかにスピーディーで低コスト、リアルタイム性があるのが大きな特徴です。話を聞いてみたい人を選んで手軽にインタビューできます。

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