定型作成機能のDSF編集ダイアログにおいて、一太郎文書の読み込みを行なった場合、罫線枠一覧が更新されない現象を修正しました。
この現象の修正に関連して、文書構造ツリーと対応づけられている領域が存在しなくなった場合の処理が追加されます。
罫線枠一覧には、存在しなくなった領域のうち、文書構造ツリーに対応づけられている無効な領域の番号が、前に"*"を付加された状態で表示されます。
このような無効な領域への対応付けの解除は、以下の4通りの操作で行なうことができます。
- 無効な領域を罫線枠一覧から選択後、[領域解除]を行う。
- 無効な領域を罫線枠一覧から選択後、割り付けられていない有効な領域を選択して、[領域登録]を行なう。これにより、無効な領域への対応付けを有効な領域へ対応付け直す事が可能です。
- [構造チェック]を行なう。この操作では、無効な領域への対応付けを一度に解除することが可能です。
- [OK]ボタンを押す。この操作では、すべての無効な領域への対応付けを解除後、DSFが保存されます。
註:無効な領域への対応付けを残したまま保存することはできません。
定型作成機能でのSGML文書新規作成において、属性値が割り当てられている領域に余分な半角スペースが挿入されてしまうという現象を修正しました。
定型作成機能でのSGML文書読込において、DSFに登録されているSGML文書の構造と異なる構造を持つSGML文書を読み込んだ場合、内容と共にPIが設定されていないSGML文書を読み込んだ場合、及び、段落設定が行なわれている要素を読み込んだ場合に、正しく読み込めないことがあるという現象を修正しました。
定型作成機能でのSGML文書保存において、読み込んだSGML文書の一部の要素が保存されない現象、非常に多くのPIが保存されてしまう現象、不正な要素が余分に保存されてしまう現象、保存中に停止してしまう現象を修正しました。
定型作成機能での内容固定要素の表示方法を変更しました。この変更により、複数行の内容を持つ固定要素の内容が、一太郎文書上に全て表示されるようになります。ただし、1行のみの内容の場合は、これまで通り、罫線枠内に収まる分だけが表示されます。
定型作成機能の内容固定型・選択値型の要素において、内容が無い場合に、文書の編集操作が正しく行なえなくなる現象を修正しました。
SGML文書保存時に、参照ファイルを開いていると上書き保存できない現象を修正しました。
環境設定でのデータベース登録において、登録されているデータベースの登録破棄ができないことがあるという現象を修正しました。
(この登録破棄の機能は、データベースのシステムへの登録を削除するもので、データベースファイル自体は削除されません。データベースファイル自体を削除したい場合は、この破棄操作を行なった後、エクスプローラ等のファイル管理ツールで削除してください。)
システム設定の設定値が有効でない場合がある現象を修正しました。
SGMLパレットにおいて、改行入力によるタグや実体参照の挿入操作が行なえなくなる現象を修正しました。
その他、一部のユーザインタフェース上好ましくない動作を修正しました。