HOME > 導入事例 > 白山石川医療企業団 公立松任石川中央病院
石川県の中核病院として、地域医療の充実に貢献してきた公立松任石川中央病院は、医療業務の効率化を図るべく2004年10月に電子カルテシステムを導入した。しかし、医療用語の変換効率の悪さが医師の負担を増加させる結果となったため、 2006年に「ATOK」「医療辞書 for ATOK」を導入。入力環境を大きく改善し、電子カルテの効率的な運用に貢献している。
電子カルテ入力の際、医療用語の変換効率の悪さが問題に
-- 医療システムの導入経緯について教えて下さい。
木下当院は、白山市、石川郡野々市町、能美郡川北町の1 市2 町が開設している白山石川医療企業団が運営する公立病院です。当医療企業団が運営する、公立つるぎ病院、吉野谷診療所、中宮診療所、白峰診療所と共に、地域医療の充実に貢献できるよう経営努力を続けています。
多くの公立病院が赤字経営に苦しむ中、当院は健全な経営を続けており、2005年には「自治体立優良病院総務大臣表彰」を受賞することができました。このような良好な病院経営を実現している背景には、先進的な医療システムに早くから積極的に投資してきたことがあると考えています。医療業務のIT化は、大きな投資が必要となる一方で、業務の効率化や作業時間の短縮、人為的ミスの削減など、様々なメリットに繋がります。
電子カルテシステムについては、2004年に当時の医療情報委員会の委員長を務める長野賢一副院長(現・企業長)の指揮のもとで導入し、院内の診療データの電子化による医療業務の効率化を目指してきました。

白山石川医療企業団
副企業長
木下 悟氏
-- 「ATOK」「医療辞書」を導入した背景にはどのような課題があったのでしょうか。
木下電子カルテを導入し、複数の職員が同時にカルテを参照できる環境を整備したことで、カルテ管理や取り出す手間の削減、患者様の診察終了後の待ち時間短縮など、大きな効果を得ることができました。しかしその一方で、医師の業務負担を増やすという結果にも繋がってしまったのです。現場のスタッフに話を聞くと、医療用語の変換効率の悪さが電子カルテ入力の際の大きなストレスになっていることがわかりました。ただでさえ多忙な医師が、電子カルテ入力のためにパソコンに向かう時間が増え、患者様の顔を見る機会が減ってしまうという課題を抱えることになったのです。
そこで、業務改善のために何種類かの医療辞書の導入を検討し、当時の八木雅夫副院長(現・病院長)の提案で、2006年にATOKと医療辞書を採用することになりました。現在では院内のパソコン約410台すべての環境で、ATOKと医療辞書が利用できる環境を構築しています。

「貼用」「気切」といった処置用語もスムーズに変換できる。
BACK
