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前回2月に行ったアンケート「先生が欲しい本はどちらですか?」の集計結果を
発表します。結果は意外!?な方向に…。?


○テーマ
先生が欲しい本はどちらですか?

1.学校の先生のための一太郎完全活用本

  • 校務で使える機能とその操作方法を具体的に記載
  • 校務文書や指導案作成に便利なATOK辞書、イラストなどのおまけデータ入りCD-ROM付き
  • 価格2000円前後

2.一太郎で作る学習指導案と授業改善のポイント

  • 授業改善の視点に立った指導案を一太郎で作成するための理論とポイントが具体的に記載
  • 指導案作成に便利なテンプレート、ATOK辞書、イラストなどのおまけデータ入りCD-ROM付き
  • 価格2500円前後

先生が欲しい本はどちらですか?

僅差で軍配は(1)の一太郎完全活用本にあがりました!

ご支持をいただいた理由は以下にあげますが、
「校務で活用できる」ということが、こちらが優勢であったポイントのように感じました。


●その理由をおしえてください。
【1.『学校の先生のための一太郎完全活用本』と回答された方】
  • まだまだ使い込めると思うのに、書店で手に入る本「マル秘テク」などは説明が簡単すぎてわかりにくかったりするので、校務でまだまだ活用できる部分があるのなら、ぜひ教えてほしい。一つわかるだけで、いろんな発想が生まれることがあるので、そういう機会を与えてほしい。
    (中学校勤務/40代/男性/福井県)
  • 校務をスマートにしたい。
    (障害児学校勤務/50代/男性/福岡県)
  • 校務で使えそうないろいろな機能を知りたいから。
    (小学校勤務/30代/女性/三重県)
  • 教職年数が経つほど、授業以外の校務分掌上の事務量が大変多くなりますので、指導案以外に、事務能率をあげるために一太郎を最大限に活用する術を分かりやすく示してもらえると、「一太郎のすべて」をめくって考えているより時間短縮できます。
    (中学校勤務/40代/女性/三重県)
  • 多様な校務に追われる毎日なので,効率よく文書や教材を作成できることが大切なのは、どの学校でも同じだと思うのです。
    (中学校勤務/40代/女性/三重県)
  • 事務処理の時間短縮ができればありがたいから。
    (中学校勤務/40代/男性/熊本県)

上記が「校務を軽減したい」と希望されて1を支持いただいた代表的なご意見です。授業以外のことに非常に追われている先生方の様子がありありと伝わってきたとともに、ジャストシステムでできることを改めて考えさせられたご意見でした。

  • 2については、生徒や学校事情で内容が変わってきますので、どちらかといえば、1の方が望ましいですね。 価格としては、1200円〜1500円程度が望ましいですね。
    (高等学校勤務/40代/男性/大分県)
  • 指導案は,各学校で形式が変わる。それよりも、イラスト、辞書の方が利用価値が高い。
    (小学校勤務/40代/男性/茨城県)
  • 価格とおまけデータCD-ROMが使えそうだから。
    (小学校勤務/40代/男性/茨城県)

これらに代表される、「指導案・学校改善と限定してしまわないもの」を望まれている声も多くいただきました。また、価格も重要なポイントであることが伺えました。

  • 一太郎が出るたびにバージョンアップをしていますが、必ずしもその豊富な機能をすべて使いこなしているとはいえず、ようやく慣れた頃には新しいバージョンになってしまいます。そのため、教員が使えることだけの解説書。こんなこと出来ますよ、などというものが欲しい。
    (小学校勤務/40代/男性/兵庫県)
  • パソコンを使っていて、ちょっとしたことでうまくいかないときに費やす時間がもったいない。もっと簡単な方法があるかもしれないのにマニュアルを見る暇がない。いつも自己流で、きっと無駄なことをしていると思う。
    (中学校勤務/40代/女性/徳島県)
  • 一太郎の機能を使いきっている人は、少ないように思う。また、授業の改善は、一太郎がするのではないと思うから。
    (小学校勤務/40代/男性/岡山県)

上記のように「一太郎の機能をすべて使いこなせていない」ため、先生にとって便利な機能を凝縮したものを望まれているというご意見も多くありました。

【2.『一太郎で作る学習指導案と授業改善のポイント』と回答された方】
  • 学習指導案作成に時間を割かれている教諭が多い。
    (中学校勤務/40代/男性/東京都)
  • ビジュアルな指導案が増えており、見やすくわかりやすい指導案を作成したい。使えるイラストが少なく、どの指導案も同じようなイラストが目立つ。人権尊重に配慮したイラストの入った資料がほしいから。
    (小学校勤務/40代/男性/東京都)
  • 指導案を作りには結構な技術が必要です。便利機能を知ることができれば、楽しくつくることができると思うので。
    (小学校勤務/30代/男性/埼玉県)
  • 授業研究に必要な指導案が手軽にできるようになるといいなと,常々思っています。指導案作成は,教師にとって重要なものであるが,同時に結構苦痛でもあるのです。それが,手軽にできるなら喜ばしい。
    (中学校勤務/50代/男性/愛知県)

こちらを支持するという回答で最も多かったものが、これら「指導案作成を手軽にしたい」というものでした。また、イラストやテンプレートの充実を望む声も多くありました。

  • 一太郎の基本的機能は理解しているので、指導案などの特別形式の文書作成の補助機能が充実しているものがほしいです。
    (教育委員会/40代/男性/愛知県)
  • 操作方法については、ある程度マスターしているため、具体的な活用私論の方が役立つと思うので。
    (小学校勤務/30代/男性/静岡県)
  • ある程度コンピュータを使っていれば、操作方法は何となく分かってくる部分があります。「分からない」という操作については、オンラインヘルプで何とか解決できます。誰もが参考にしたいのは、授業を充実させるための方法、方策といったたぐいのものだと思います。内容としては、子どもたちが楽しい、おもしろいと感じてくれるものがいいですね。
    (小学校勤務/50代/男性/愛知県)

次に多かったのが「一太郎の操作はすでに理解しているので」というものでした。今は初心者の先生でも使い慣れれば必ずこのステージになります。一歩進んだ活用指南書の必要性を強く感じました。

  • 1の校務…は、各学校毎で多少なりとも書式が異なっているため必要ないと感じた。2は、今一番話題であり、どの角度から切り込んでいくか、現状分析とあわせて、色々な発想がありそうで、楽しみである。
    (中学校勤務/40代/男性/東京都)
  • 授業改善が今の私にとって、とても大切と感じているから。
    (中学校勤務/30代/男性/長野県)

話題の「授業改善」に興味を示されているというご意見も多くいただきました。

  • 今までの解説書は、一般事務を想定している内容であるため。校務の事例は過去に作成されているものもあるのに、それらを再利用した新しい内容が展開できないことに問題があるので、一太郎で作る学習指導案と授業改善のポイントを選びました。
    (大学勤務/30代/男性/新潟県)
  • 情報・ナレッジ共有、合理的な書類作成のためには「2」がベスト。現実的に学校業界においては、情報・ナレッジ共有・合理的な書類作成が弱く、属人的な仕事をすることが多いため、少しでも合理的な仕事、属職的な仕事を目指して、業界内の負担軽減に努める方向が必要。
    (中学校勤務/30代/男性/北海道)

企業で盛んにいわれている「情報・ナレッジ共有」。これらを実現している事例やノウハウを紹介した本も必要性も感じました。

【番外編】
  • 本当は両方欲しいのですが…。(中学校勤務/40代/男性/神奈川県他)

何名かの方から、このご意見をいただきました。非常にありがたいことですし、ご期待に添えるよう頑張らねばと思いましたm(_ _)m

**店主より
Cafe 今回はいただいたご意見をできる限り多く載せてみました。
いずれのご意見も、先生方のご期待の気持ちが強く感じられ、また、新たな気づきも多くいただき、非常にありがたく読ませていただきました。
多くの学校が存在しているわけですが、できるだけ多くの先生方の負担を軽減できるような製品なり書籍なりを作っていければと、ご意見を読ませていただいて強く感じました。
ちなみに(2)に関しては、書籍『わかる!書ける!学習指導案』として今月発売いたしました。
今後もご意見を多くお伺いする機会があるかと思いますが、どうかその際はよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、今回のアンケートにご協力いただいた先生、ほんとうにありがとうございました!


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