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| カタログPDF:2.98MB |
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ConceptBaseを導入した新しい技術ポータルは、[KnowHow検索][KnowWho検索][会議室][Q&A]で構成されている。[KnowHow検索]では累計数万件にも及ぶデータを自然文で検索できるようになった。[会議室]では自らが興味あるテーマについて自由な議論が行える。研究所・事業所の分散という地理的な制約を補う試みと言えよう。さらに質問メールを最適と思われる人に自動送信してくれる「Q&A」も便利な機能だ。質問内容をConceptBaseで解析し技術カテゴリを判断、その分野のリーダーにメールを自動的に送るシステムである。「稼動したばかりでまだ改善の余地もありますが、チューニングを重ねていけば精度は格段に向上すると思います」と澤野井氏は語る。
ポータル構築の重点ポイントであった[KnowWho検索]では、探したい分野のスペシャリストが探せるだけではなく、該当する技術文書やどんな人脈があるかといったプロフィールも見ることができる。詳しく質問したい場合はKnowWho画面から直接、質問メールを出すことも可能だ。さらにこれらの質問メールへの回答に対して、質問者自身が評価を与える制度も導入した。「5段階の総合評価に加え、コスト削減、ビジネスの獲得、作業時間の短縮などの項目をフォーマット化し、記入してもらう仕組みです」と名山氏。[KnowWho検索]によって、スペシャリストに直接コンタクトし最新情報を入手することが可能になった。それだけでなく、研究者同士や事業部門、営業部門、広報部門などとの交流が促進されたため、バーチャルな部門間の組織統合という成果も生まれはじめた。さらに評価システムの導入により、ポータルの会社に対する寄与を定量的に把握することまで可能になったのだ。
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技術ポータルの運用開始に際して、技術本部では部署ごとに説明会を実施した。「説明会の翌日から大幅にアクセスが増えたことを見ても、啓蒙を続けていけば浸透は早いと思います」と語るのは名山氏。「寄せられるコメントの中でも、品質向上につながったとか新しい人脈を築くことができた、技術習得に役立ったといった内容が増えています」と澤野井氏は語ってくれた。
評価システムで得られた情報の分析はこれからの作業だが、10時間もの作業短縮効果を指摘した例もあったそうだ。仮に開発コストを10分間1,000円の価値と計算すると、10時間は期待しすぎにしても、全社で1万人ほどいる潜在ユーザーが1年に2回ポータルの利用による最低限の時間短縮を実感してくれれば、その効果は1,000円×20,000アクセスで2,000万。開発コスト回収だけでも十分投資に見合う数字である。さらに、各分野にある研究資産をきちんと把握し、研究所や部門の枠を超えた情報共有による数値化できないシナジー効果を考えると、幅広く事業展開する三菱重工業にとってきわめて重要な変革と言える。ConceptBaseを組み込んだ技術ポータルは、同社の業態のメリットを最大限に引き出し、企業競争力を強化する大きな武器となりつつある。 |
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update:2003.07.30 |
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