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| カタログPDF:2.98MB |
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| 日本を代表する製造業者である三菱重工業株式会社。展開する製品の分野が広く、研究内容も多様性に富む。そんな業態の特性を活かし、一層のシナジー効果を発揮するために、同社は知的資産の活用を積極的に推進してきた。現在ではConceptBaseを使ったナレッジポータルを構築し、技術情報の共有を実現。貴重な研究成果を全国の研究所と事業所で共有し、事業力を大きく向上させている。
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| タンカー、橋梁、発電プラント、ロケット、エアコン、工作機械など三菱重工業株式会社が展開する製品は多岐にわたる。その研究・開発を一手に引き受けているのが全国6カ所の研究所である。研究所はプロジェクトごとに事業部門の発注を受けるのだが、その成果を研究所と事業部門で横断的に共有、活用できるようにすることが長年の課題となっていた。「ある研究所で進行中のテーマが、実は他の研究所ですでに終了したものだったということが万が一にでもあると困りますから」と語るのは技術本部技術企画部の名山次長。技術本部は研究所を管轄し、社内の技術部門の統括を行う部署である。「さらに」と名山氏は続ける。「たとえば航空機の流体力学技術が、エアコンの空気噴き出し口の改良に使えることもあります。しかし航空機の研究部門とエアコンの事業部門には通常は接点がない。研究所間だけでなく、部門を超えた情報共有も必要なのです」。このような問題意識を基に、同社では1980年代から積極的に技術情報の共有に取り組んできた。そのひとつが、毎年数千件も作成される研究報告書を、メインフレームを利用して検索できるようにしたデータベースだ。「当時としては斬新なシステムでしたが、専用端末を使うことや検索に専門的なキーワードが必要なことから、使い勝手は今ひとつでした」と技術企画部生産システム革新グループの澤野井主席部員は語る。そして2001年4月に発足した技術企画部が中心となり、技術情報のナレッジポータルを構築することが決定したのである。 |
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新しい技術ポータルの構築を主導したのが名山氏と澤野井氏だ。名山氏はもともと製品の開発、澤野井氏はシステムの企画設計などを担当していた。二人はユーザーとして、システム設計者として、既存のメインフレームを利用した情報共有に改善の余地を見出していた。そしてコンテンツの充実、KnowWho検索の追加、検索方法の改善の3つを重要なポイントとして再考を始めた。
コンテンツについては、すでにデータベース化されていた数万件の研究報告書の他に、会議の場で発表された技術情報や研究所間の情報交換会で得られた情報、設計・生産に役立つ事例なども追加することで、共有できる情報を増やした。さらに、研究所が分散し、誰がどの分野のスペシャリストかを把握するのが難しい状況から、KnowWho検索は必須機能と考えた。「ある程度のノウハウは文章で理解できますが、さらに探究したい時には、やはりスペシャリストに直接聞くのが効果的です」と名山氏は語る。
検索方法には自然文による概念検索を採用した。前述のように「流体力学」という航空機関係のキーワードは、エアコンの開発者には縁のない言葉である。しかしConceptBaseを活用すると、たとえば「空気の流れを改善したい」と自然文を入力すれば、エアコンの噴き出し口の改良に有効な技術を探すことができるのだ。「検索エンジンには知名度、実績などからConceptBaseを候補にしました」と澤野井氏。すでに事業所単位ではConceptBaseを利用しており評判が高かったこと、全社展開した時に連携しやすいことなどから、導入を決定した。さらにロータスノーツやオフィスなどさまざまなデータ形式をサポートしていることも大きな利点だった。
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| ■三菱重工業株式会社
ナレッジポータル システム構成図 |
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update:2003.07.30 |
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