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愛媛県教育委員会は2001年4月、県下の公立学校(小・中・高・特殊学校)602校を結ぶ教育専用ネットワーク「Ehime School net(以下、ESnet)」の本格運用を開始した。これによって教育現場でのインターネットを利用した学習活動及び教育情報・教材の共有化の促進を目指す。同県の情報教育環境は全国水準に比べやや遅れ気味であったが、そうした状況が大きく改善されるものと、教育関係者は期待を寄せている。このESnetの検索エンジンとして活躍しているのが、ジャストシステムのConceptBase Search(以下、CBSearch)である。教職員や生徒児童が自ら情報を入手するためには自然文検索が最適、というのが採用の理由だった。
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文部科学省は現在、情報化の進展に対応した教育環境の実現に向けて、さまざまな施策を推進中である。その中には、2001年度中にすべての公立の小・中・高等学校、特殊教育諸学校でインターネットへの接続を可能にすること、全教職員がコンピュータ等の操作能力・指導力を習得すること等々が含まれている。
そうした計画が具体化し始めたのは、1998年頃のことであった。当時の都道府県別コンピュータの設置状況及び教職員の実態をみてみると、設置率の全国平均は96.9%、コンピュータを操作できる教職員は49%、さらに指導が行える教職員は22.3%となっていた。この全国平均を上回る数字を示していた中に愛媛県が含まれていた。それぞれ99.2%、55.0%、25.9%である(出典はいずれも文部科学省ホームページ)。
数字だけをみると大変な普及率だが「教育情報通信ネットワークという視点から見ると、まだまだ課題の多いのが実状だったと思いますよ」と愛媛県総合教育センター・情報教育研究室の平尾好廣研究主事は話す。
教育総合センターは、教職員の研修・研究機関であると同時に、学校教育活動や市町村教育委員会の施策の策定等を支援するための機関でもあり、教育現場に携わってきた経験をもつ教職員が主に実務にあたっている。平尾氏自身、もともと小学校の教師である。したがって、前掲の言葉は実態を反映したものと言えよう。
「そうした状況を改善するために構築されたのがESnetです」、そう語るのは稲荷聡室長(同教育センター・情報教育研究室)である。稲荷氏もやはり理科の教師で「コンピュータの専門家でもなく、あくまでもユーザーに過ぎません」と言う。
ESnetは、愛媛県の高度情報通信基盤整備計画『愛媛情報スーパーハイウェイ』を利用したアプリケーションの一つとして2000年4月に構築が始まった。『愛媛情報スーパーハイウェイ』は、県民生活の向上、県内地域間格差の是正、住民サービスの向上、行政の効率化・電子化等を目的に、県庁や地方局・出張所、工業技術センター、産業情報センターやその他の県の機関、そして公立学校等を高速情報通信網で結ぶための基幹である。
ESnetの主な機能は、(1)インターネット接続 (2)有害情報の一括排除 (3)教育情報・教材の共有 (4)教育テーマの情報交換 (5)電子メールの送受信 (6)ホームページ管理の6つである。
「構築に際して、我々が注意を払ったのは、堅牢性と信頼性、そして使いやすさでした。いたずらに最先端の技術を採り入れるのではなく、教育用途にふさわしいシステムとして、例えば有害情報の確実なシャットアウトや、児童生徒が楽しみながら知識を習得できる機能を備えたものを目指したのです」(稲荷氏)。

■愛媛県教育情報通信ネットワーク「ESnet(Ehime School
net)」(トップページ)
一般的なWebブラウザでの利用を可能にすると共に、各データの関連性を把握しやすいようにエクスプローラ風の構成を採用した。また表記や表現等も児童に分かりやすいものになっている。既存の紙データは複合機のスキャナで電子登録され、電子情報同様に検索することが可能だ。
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update:2003.07.30 |
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