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たった2件──。
南風原町役場情報処理課の一同は愕然としたという。
体育館やテニスコート、野球場、会議室などをインターネットで予約できる、施設予約機能。その利用件数が、1シーズンを通じてわずか2件しかなかったのだ。平成12年、南風原町役場のWebサイト「はえばるNET」が本格的に稼働しはじめた年のことである。
情報処理課の金城氏は、次のように振り返る。
金城:「施設予約は、住民と行政、双方向のコミュニケーションとは何かということをかなり議論して準備したコンテンツでした。確かに、当時の地方自治体のサイトにはめずらしい機能だったので、利用される方もイメージが湧かなかったかもしれません。“こういうことができますから使ってください”という、こちらからのアピールも足りませんでした。」
しかし、そのほかにも大きな理由があったと金城氏はいう。
金城:「ホームページから、その機能が見つけにくかったのです。住民にとって有益な情報や機能をいくら用意しようと、たどり着いてもらえなければ意味がない。利用者が求めるコンテンツがどこにあるのかを探しやすくすることが緊急の課題だと、実感しました。」
この結果を受け、まず、トップメニューの構成を検討し直すことになった。が、それだけでは問題を解決できなかったと、企画財政課の儀間氏は語る。
儀間:「メニューの構成は、文書管理の都合もあり、どうしても行政が考えた分類になりがちです。しかし、利用される方々は、必ずしも私たちと同じ視点で物を見ているとは限りません。したがって、目的のコンテンツへと誘導するためには、サイト内検索の性能こそ重要だと思い至ったのです。」
当時、サイトに組み込んでいた検索ソフトは、キーワード完全一致方式。しかし、検索ソフトの使い方のコツや専門用語を知らなければ、ヒットさせるのが困難なページも多かった。この対策として、各文書のヘッダにキーワードを埋め込み、検索精度を上げることも試みたが、めざましい成果はなかったという。また、蓄積された文書すべてにキーワードを埋め込むことになれば、情報発信のタイミングにタイムラグが生じることも予想できた。
金城:「単なる文字列ではなく、言葉の意味から検索ができるようなソフトウェアでなければ、抜本的な解決には繋がらない、そう確信しました。そこで、Webシステムの構築を手伝ってもらった業者さんに、そんなソフトはないだろうかと相談したところ、紹介されたのがJust Web Searchだったのです。」
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