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総務省統計局/膨大な統計データから必要な情報を素早く検索、政府のデータベースをより身近に
総務省統計局では、政府の統計データをインターネット上で高度に利用できるシステム「統計データ・ポータルサイト」を構築した。 充実したガイド機能による簡単検索と、各省庁との連携により、そのデータ抽出がワンストップで行えるようになったこと、そしてグラフ等への加工機能を備えたことが、その大きな特徴だ。
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政府統計の総合窓口
 「政府統計の総合窓口」を掲げて今年1月20日に運用開始された「統計データ・ポータルサイト」(図1)。 各府省が個別に提供している各種統計データへのアクセスを容易にする、画期的なサイトである。

サイト構築の着想は、2002年の経済税制諮問会議に遡る。当時の片山前総務大臣の下、『経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002』が閣議決定し、「総務省が中心となって政府が保有する統計情報をインターネット上で高度に利活用できる仕組みを構築する」という方針が定められた。

この方針の下に、各府省などにおいて個別に管理している統計データの提供の総合窓口として、「統計データ・ポータルサイト」が構築された。総務省統計局の林和彦参事官はこのサイトの魅力は大きく分けて2つあると語る。

「一つは、政府の統計情報をワンストップで入手できること。そのために、各府省と密接な連携をしています。もう一つは、統計の専門家でなくても容易に統計データを取得し利用できることです。充実したガイド機能により効率的な検索を可能にするとともに、主要な統計データのグラフや地図グラフに加工するなどの機能も用意してあります」
 
政府の統計データをより身近に
 
   より多くの人々に、政府の統計データを身近なものとして使ってもらえるようにすることが、サイト構築に貫かれた狙いだ。

 これまでも統計データを利用することはできたが、いくつかの課題も抱えていた。例えば、国会図書館や各府省付属の図書館に足を運んでもいいのだが、遠隔地に住む人は移動時間や交通費が負担になってしまう。 また、網羅性と正確さを重視する公的な統計データは、情報量が多くなりがちだ。 現に、総務省統計局が 行っている国勢調査では、1回分だけでも高さ2m、幅2mを超える冊子群に なる。

 インターネットの普及により、これらの政府統計の一部はインターネット上で公開されるようになった。 すなわち、ユーザーは自宅にいながらこれらの豊富な資料にアクセスし、各種データをダウンロードすることが可能だ。 ただし、実際にインターネットを開いてみても、目的の統計データを見つけるのは難しいという問題が残る。

まず、調査したいテーマを扱っているのがどこの府省なのかわからない。担当府省の見当がついていたとしても、統計のタイトルを知らない限り、適切な統計データをネット上で探すのは至難の業だ。 従来、国民および企業に対する政府統計データの提供は、各府省が個別に行ってきた。それぞれ、統計サイトも整備されている。

しかし、政府の統計データを横断的に見ることができるサイトは存在しなかったのだ。
 
【図1】統計データ・ポータルサイトのトップページ。4大機能のほか、各府省などの最新統計データが「トピックス」および「新着情報」として表示されている。
【図】統計データ・ポータルサイト
従来は、各府省などの統計サイトと個別にアクセスして情報を入手していたが、「統計データ・ポータルサイト」の誕生により、これらの情報をワンストップで入手できるようになった。ここでは、利用者にとって簡単・迅速な検索を実現するため、ConceptBaseの技術が活用されている。
「政府の統計データを横断的に、効率的に調べられるサイトです」と語る総務省統計局の林和彦参事官。
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update : 2004.10.25