[ソリューション] > [導入事例]
--「ATOK」と「医療辞書」導入のメリットをお聞かせいただけますか。
森川
まずは、医療専門用語が豊富に搭載されていることですね。一発で「褥瘡(じょくそう)」と変換できる。そして、略語から長い名前の正式名称にも即座に変換できる機能も便利でした。時間のない医師には必須の機能といえます。
医師個人がよく使う単語や文章を独自の略語で辞書登録して使えるのもいいですし、薬品商品名から一般名称に変換できたり、薬品概要が出てくるといった機能なども、現場のニーズに合っています。
--現在、院内ではどのようにご利用いただいていますか。
森口
院内の約1,000台の全端末に「ATOK 2006」と「医療辞書'06 for ATOK」を導入し、当院の医師全員がこの環境を利用しています。
院内のどの端末であっても、ユーザーログインしてアクセスすれば、医師は自分の辞書環境が利用できるようになっています。
自分の端末でしか登録した辞書が使えないようでは、医師は不便やストレスを感じることになり、医療行為をスムーズに進めることができません。
どの端末でも同じ入力環境で利用できるのが、医師にとっては「常識」なのです。

病院長IT担当補佐
医療情報部長
森口 博基氏
森川
「ATOK」や「医療辞書」に対する医師の評判は良好です。実は、最初は医療情報システムの中でも新しい端末のみに導入する予定だったのですが、医師との日頃のコミュニケーションの中で多くの要望があったため、全端末に入れることにしました。
--今後の医療システムの展開についてお聞かせください。
森川 現在、ジャストシステムさんと共同研究を進めているところです。 私たちが入力システムに求めているのは、入力情報の「簡易化から正確化」「定型化」です。 医療行為というのは、標準化されているようで、実は微妙に医師によって内容が異なります。 使う薬の種類やその処方も違います。こうした医療行為の標準化に 「ATOK」や「医療辞書」が役立つのではないかと考えています。 医師それぞれの使う語彙やデータを標準化してから蓄積し、知恵を持って相関関係を分析することで、診療のアドバイスが出せるようになるのではないかと考えています。 「この疾病では、過去にこういう薬がこういう処方で出されたことがあります」などといった具合です。 インターネット書店で「この本を買った人は他にこんな本を買っています」と表示されるのに似た機能ですね。

医療情報部
副部長 准教授
森川 富昭氏
森口
「辞書」というとどうしても静的なものをイメージしてしまいますが、これは利用に応じて進化し続ける知の共有ツールとして発展できる可能性があると思っています。
そういう意味で、ジャストシステムさんとの共同研究は今後の展開をとても楽しみにしています。
Page 2
Next Page

徳島大学病院
所在地:
徳島県徳島市蔵本町2丁目50-1
創業 :1943年
病床数:710床
事業内容:
「人間尊重の全人的医療の実践」「高度先端医療の開発と推進」「高い倫理観を備えた医療人の育成」「地域医療および社会への貢献」という運営理念のもと、特定機能病院として、高度先進医療の開発、実施とともに、患者の視点に立った全人的な医療を提供している。