Casestudy

法人名

静岡県立静岡がんセンター

導入製品

  • ATOK
  • 専門用語変換辞書 医療辞書 for ATOK

導入効果

「思い通りに変換できる」入力環境を実現して、病院システムの課題だった入力作業を効率化。

静岡がんセンターでは、医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーなど多職種によるチーム医療に取り組んでいる。それを支えているのが、電子カルテや医事会計などを統合した「病院情報システム」。しかし、患者情報を共有するための入力作業が大きな負担となり、ATOKを導入することで効率化を実現。常に業務課題の解決に取り組むことで、医療サービスの向上とチーム医療の円滑な推進を図っている。

現場の医師、スタッフからの強い要望でどこの端末でも自分の辞書で入力可能に。

--病院情報システムの導入後、日本語入力システムとしてATOKを導入されましたが、その背景を教えてください。

鳶巣静岡がんセンターでは、電子カルテや画像診断、医事会計などの部門システムを統合させた「病院情報システム」を導入しています。システムを導入する前は、単純に「電子カルテが入ると業務が楽になるだろうなぁ」と思っていました。前の病院にいる時から2年ぐらいシステム開発に関わりましたが、それだけ時間をかけて導入しても、実際に使ってみると課題は結構あるんですね。その1つが入力作業です。この病院は多職種のチーム医療がモットーです。医師からソーシャルワーカーまでいろんなスタッフがチームを組んで一人の患者さんをサポートしていこうとする時には、電子カルテなどのシステムは手書きのカルテと違って、院内のからさまざまな場所から見ることができるので、非常に大きな効果を発揮します。例えば、ある患者さんが治療に関して大切なことを医師や看護師に話したとします。それは、その患者さんに関わるチームの全員が知っていないといけませんよね。その情報共有を可能にしてくれるのが、病院情報システムなのです。


病院長
鳶巣 賢一

ただ、この優れたシステムは、使う側に1つ大きな負担を生むことになりました。患者さんの治療に必要な情報は随時入力・更新しなければなりませんが、入力にばかり時間をとられてしまうと、患者さんに接する時間を圧迫してしまうのです。入力を楽にしようと、テンプレート形式も試しました。しかし、それでは定型的な情報入力しかできず、必要な情報が伝えられない。自分の言葉で書いた1行の書き込みの方が、患者さんについての情報量が多かったりするんです。システムのOSはWindowsなのですが、もともとの日本語入力システムに対する不満が現場から頻出し、ATOKの採用を考えるにいたったのです。

--もともとの日本語入力システムに不満が出てきた時点で、なぜATOKを思い浮かべられたのでしょう?

鳶巣医師にはMacユーザーが多いので、ATOKユーザーも多いんです。自分の家では思い通りに変換してくれるのに、病院のシステムでは日本語入力システムがモタモタする。「家のパソコンみたいに入力しやすければ…」となるわけです。

平井実は病院情報システムの導入時点から、ATOKを入れてくれという要望はあったんです。しかしいろいろな事情から、Windowsに付属しているMS−IMEでスタートさせました。ところが使い始めてみると「パソコンに向かっていなければならない時間が、自分たちの業務時間まで圧迫している」という状態になってしまったんですね。特に医師の方々は患者さんの前で入力されるので、思った言葉がなかなか出てこないとストレスもたまってこられたのではないでしょうか。この「思い通りに自分の言葉で書く」ということが、大切なことですからね。ATOKの学習機能なら、使っているうちに自分の思った通りに変換される。みなさんがATOKを選んだのは、そこが一番大きなポイントだったと思います。それと病院全体のシステムでは、使う人個人の端末があるというわけではありません。普通、ATOKの学習機能は個々のパソコンに個人の辞書を作っていくことと同じになるのですが、がんセンターでは、その個人の辞書もサーバー側に保存されます。個人IDで、その時使う端末にその人の辞書が使えるようにしました。電子カルテの入力効率が大きな問題になっていましたから、医師やスタッフがどこの端末でも、自分の言葉、自分の辞書で入力したいという要求を、私たちが最も重視し工夫した点です。

■「病院情報システム」でのATOK利用イメージ

「病院情報システム」でのATOK利用イメージ(画像をクリックすると別ウィンドウで拡大表示します)

 

 

会社概要


静岡県立静岡がんセンター

所在地:静岡県駿東郡長泉町下長窪1007番地
開 院:平成14年9月6日
病床数:16病棟615床(平成17年1月1日現在、14病棟465床)
業務内容:「がんを上手に治す」「患者さんと家族を徹底支援する」「成長と進化を継続する」という理念のもと、最新の医療機器と診療システムを駆使し、先進的な治療を行っている。

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