まず昨今のコンピュータウィルス被害の拡大が、出発点だったと思います。
新しいタイプのウィルスではウェブを見ただけで感染するものもありますが、やはり最も多いのはメールを介したウィルスです。「Outlook
Express」は、世界的に非常に多く利用されているメールソフトですが、利用者が多いということは、それだけでウィルスを送り出す側のターゲットになりやすいということでもあります。
わが社でもメールソフトとしてこれを使っていたわけですが、セキュリティパッチを随時入れていくのはコストもかかりますから、ネットビジネスに関わる事業者としてウィルスソフトだけではどうしようもないと判断して、新しいメールソフトの導入を検討することになったのです。
有償メールソフトに変えることで初期コストはかかりますが、セキュリティパッチが出るたびにグループ社員約2万人に導入する労力を考えれば、結果として大幅なコスト削減につながると考えたのです。
では「どんなメールソフトに移行するのか?」と考えた時に、ウィルスの多くが海外で作られている状況から、日本オリジナルのソフトであれば海外製ウィルスへの耐性が高いのではないかとも考えていました。