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--どうして「ATOK」「辞書配信システム」「Just Right!」を選ばれたのでしょうか。
野村それは、私がWindows3.1時代からの一太郎ユーザーで「ATOK」愛用者だったことが大きいです。「辞書配信システム」もジャストシステムからのニュース配信で以前から知っており、MS-IMEにはこういう機能はない、共通辞書を持つならこういう仕組みがいいとずっと思っていました。「Just Right!」についても、発売後まもなく自分のために購入しました。当時、大学で書いた論文のまとめの作業をしていて、文章校正に便利そうだと思ったのがきっかけです。それ以来、文章を書いたら「Just Right!」の校正実行ボタンを押すことは、私にとっては習慣になっています。
そこで、当センターでレポートの品質を向上させようという話が持ち上がったとき、"ジャストシステムにこういう製品があります"と私が紹介しました。
中村もともと、当センター内にも「ATOK」を個人的に使っていた人間がいて、「ATOK」に変えてほしいという要望は寄せられていました。テスト利用を2005年7月から3ヶ月かけて行ってみて、それがスムーズに進んだこともあって、この3製品にしようということに決まりました。

ボンド・ポート・フォリオ・
リサーチグループ
野村 俊朗氏
--どのようにジャストシステム製品を利用されていますか。また、カスタマイズ状況やその効果についてもお聞かせください。
中村現在、金融工学研究センターの約90名全員が「辞書配信システム」との連携のもとに「ATOK」を利用しています。そして、査読する上司15名ほどが「Just Right!」を使っています。
カスタマイズは、単語登録と省入力の大きく2方向で行っています。単語登録では、「利払日」や「私募債」といった会計用語や証券用語などの専門用語を充実させることと、銘柄コードを入力すると銘柄名が出るといったようなことですね。省入力では、「いんでっくす」と入力すると当社が公表している証券市場インデックスの正式名称が出るとか、「かてごりー」と入力すると、当部門で発行しているレポートのカテゴリーを表示できるようにしています。特殊な世界だからかもしれませんが、かなりカスタマイズは必要ですね。
ただ、「ATOK」を利用するようになって、審査にかけられるレポートの誤字脱字が確実に減り、本来求められる内容審査に時間をかけることができるようになりました。入力のストレスは減ったと思いますし、発行されたレポートを見ても、おかしな表現や誤字脱字が減ったと実感しています。
よかったなと思う点は、「ATOK」を入れたことであまり執筆者に負荷をかけずにレポートの品質の底上げが実現したことです。ただ、もともと誤字脱字が多かった人たちは、改善されたことに気づいていないかもしれませんが。
また、「Just Right!」の文章校正についての指摘は、読んでいて勉強になりますね。慣用表現の誤りや表現の重複など、気づかずに使っている場合があるので、"そう書くべきだったのか"と、利用しながら自分自身の日本語表記への意識が向上するのを実感します。
--このプロジェクトの今後の展開についてお聞かせいただけますか。
野村「辞書配信システム」によって、表記揺れをなくしていこうと思っています。当センターでは過去に発表したレポート数千本をデータベース化しているのですが、以前は表記揺れがあったために、キーワードで検索しても該当するレポートが確実にヒットしないといった問題がありました。検索に無駄な時間がかかり、しかも、せっかく蓄積された知的財産を自在に再利用できないのです。しかし、今ではそれを解決する道すじが立ちました。お客さまから"過去にこんなレポートがありませんでしたか?"とお問い合わせを受けても、すぐにお答えできるようになるでしょう。顧客満足度の向上という点でも役に立つと思います。
--社内導入を勧められたのは、どのような理由からですか?
中村「Just Right!」の今後には期待しています。今まで以上にこまかく日本語をチェックしてもらえるとうれしいですね。実用的だと実感できるようになれば、当センターのメンバー全員に導入したいと考えています。
また、辞書のカスタマイズについては、今後もたゆみなく続けていきます。多忙な機関投資家などに、先端の金融分析結果をわかりやすい日本語のレポートとして届けることが、我々の仕事の価値だと信じています。
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野村證券株式会社
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