初代一太郎を動かす

一太郎が誕生した1985年当時はさまざまなワープロがあった中、
なぜ一太郎が多くのお客様から圧倒的に支持されたのでしょうか?
社内にはまだ初代一太郎が動かせる環境が残っているらしい、との噂を聞きつけ、
スペシャルコンテンツ担当(PC使用歴:Windows95以降、一太郎使用歴:最初に触ったのは
一太郎Ver6.3)が、実際に25年前の一太郎を動かしてみることにしました。

これが社内で大切に保管されていたPC-9821。「貴重なマシンなので取り扱いに気をつけて」と言われていたのでセッティングにも緊張が走りました。本当に動くのでしょうか?
※初代一太郎が発売された頃のPC-9801はもはや現存せず、用意できたPC-9821は98シリーズでもわりと後期に発売されたモデルです。

「システムディスクをセットしてください」の文字が。無事PC-9821が起動しました。

では初代一太郎を使ってみることにします。
広報が大切に保管していたパッケージを借りてきました。

パッケージを開けてみました。パッケージの形状も現在のタイプとは少し違います。

中身を全部出してみます。「マニュアル」、「フロッピー」、キーボードに載せる「オーバーレイシート」という物も入っていました。

マニュアル類は「入門編」「リファレンス編」「JISコード表」の3冊。

リファレンス編はこのボリューム。「一太郎」の持つすべての機能を詳しく解説、とあります。

これが5インチ2HDフロッピー。大きさはCD-ROMより少し大きいくらいです。
なお、初代一太郎は他にも「5インチ2DD」「8インチ2D」「3.5インチ2DD」がありました。

この薄さですから取り扱いも慎重になります。

果たして初代一太郎は起動するのでしょうか?

5インチフロッピーをおそるおそる入れてみます。

無事、25年前の初代一太郎が起動しました。
フロッピーを読みこむ音が懐かしい・・・

初代一太郎にはATOK4が搭載されているはず。
早速入力してみます。

一太郎ユーザーに人気の罫線機能も初代から搭載されていました。

エスケープキーから文字飾り(アンダーライン)を選択してみます。

初代一太郎に触れてみて
ATOKや罫線、エスケープキーなどの便利さは、初代一太郎でも十分に感じることができました。
ただ、発売当時から一太郎が多くの支持を得たのは、これらの機能がお客様視点に立って考えられていたからだと思われます。
エスケープメニューの画面位置にしても、ユーザーが視線を移動させることなく操作できるように、という意図があってメニューを画面下に表示させるなど細かい配慮がされていました。
初代一太郎に触れたことで、「常にお客様視点に立ったものづくり」という当たり前のことを再認識する貴重な機会となりました。
スペシャルコンテンツTOP