日本語の使い方
たくさんの方々にご協力いただき、ありがとうございました。
約2週間にわたり、実施させていただきました
「日本語の使い方」調査の結果をご報告申し上げます。

日本大学 文理学部 国文学教授 荻野氏総括
いつも、多くの皆さんからアンケート調査にご協力いただき、ありがとうございます。

今回のアンケートでは、日本語の中で地域差や年齢差のあるものを取り上げました。
今までの調査結果と違って、今回はやや結果がはっきりしないことが多かったように思います。

アンケート調査は、1回で全部の結論が出るものでもありません。今後、さらに調査を続け、
今回はっきりしなかったこと、わからなかったことがわかるようになることを期待しています。
今後とも、多くの皆さんのご協力をお願いしたいと思います。

調査結果ダイジェスト
今回は 日本語の使い方を通して「地域差」による「読み方のゆれ」を重点的に調査しました。

日本語のゆれ


アンケート調査で日本語のゆれを明らかにすることをねらったわけですが、
地域差については、当初、差があるだろうと思っていたものがほぼ確認できましたが、
明確な結論が出しにくい項目が多くなっていました。

読みのゆれがある項目については、言語変化との関わりで年齢差があることを想定していましたが、
年齢差以外のいくつかの項目では、差が確認できないものがありました。

また、10代と70代が「孟宗竹」と「極彩色」で特異な回答をすることが印象的でした。
前回の外来語の結果のときは、若年層と高年層が中年層に比べて一般の方と違っており(若年層と高年層が、外来語についての関心度が高かった) したがって年齢差がきれいに出なかったと考えました。
ですが、今回は、この考え方もできませんでした。

第1の理由は、いずれも、伝統的に正しいとされる言い方が10代と70代に多く、新しい言い方がこの年齢層に急激に普及したわけではないことです。

第2の理由は、前回と同じく言語関心度を求め、年齢別に集計してみましたが、年齢差はなかったことです。
したがって、10代と70代の人が言語に関して関心が多かったともいえません。
一つの謎が生まれたわけですが、これについては、今後さらにいろいろな調査をおこなって研究してみたいことです。


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update:2005.10.17