インタビュー

買い物しても旅行に行ってもポイントが貯まってお得
——静鉄グループ LuLuCa

静岡鉄道株式会社 企画部 マーケティング課 岩本武範さん

静鉄グループは、鉄道、バスのほかにも、ショッピングセンター、旅行やゴルフ場などさまざまなサービスを提供しています。あらゆるサービスを利用することでポイントが貯まるのが、お得なカード「ルルカ(LuLuCa)」です。そして、クレジットカード付きのルルカプラスなら、全国どこで買い物してもポイントが加算されます。ホームグラウンドでもアウェイでもポイントがたまるのがルルカのメリット。その魅力をうかがってみました。

—— ルルカカードにはいくつか種類があるんですね?

ルルカのサービスでは、3種類のカードを用意しています。
いちばん機能の多い「ルルカプラス」は、クレジットカード、交通乗車(IC)、そしてポイントカードの機能を持ちます。
次に、「ルルカパサール」は、交通乗車(IC)とポイントカードの機能を持ちます。

さらに、「ルルカポイント」は、ポイントカードの機能だけ持つ磁気のカードです。
利用される方の用途や目的に応じて、選んでいただけます。

—— 交通乗車用ICカードは、どこで利用できますか?

ICカードは、2006年の3月に導入を開始し、鉄道では同年の10月に全線で使えるようになりました。バスについては、静岡市内は導入済みで、他地域については検討を進めています。

—— すべてのカードで利用できるポイントは便利そうですね。サービスの内容は、どのようなものですか?

105円買い物すると1ポイント、ルルカプラスならさらにクレジット利用で1ポイント付いて2ポイントが貯まります。500ポイント貯まったところで、500円の商品券と交換でき、買い物に利用していただけます。
静鉄グループでポイントを発行するのは、グループ8社で、静鉄ストアで買い物していただいたり、静鉄観光サービスで旅行を楽しんでいただいたり、藤枝ゴルフクラブを利用していただいたりと、あらゆるサービスでポイントを提供しています。
また、JCBの加盟店ならば、チケットを買って東京や大阪に行っても、公共料金の支払いを設定しても、210円で1ポイントが貯まります。さらに、ルルカプラスの子カードとしてETCを発行したり、QPを発行すると、同じく、それらの利用210円で1ポイントが貯まる仕組みになっています。
このほかにも、カードの呈示で割引になるサービスにご協力いただいている店舗が、電車の沿線を中心に90くらいあります。あらゆるシーンでカードを利用することで、どんどんお得になるサービスです。

—— ポイントの還元率はかなり高いですね。旅行やゴルフなど遊んでもポイントが貯まるのは魅力です! 「ここは私が出しておくから」って言っちゃいそう。

そうですね。特に旅行はまとめ払いがお得です。その場合、代表者の方のみにポイントがつきます。また、扱う商品の利益率によらず、一律のポイントであることも他にはなかなかないサービスで、メリットが大きいと思います。

—— ICカードはどのような経緯で導入されたのですか?

静岡市のオムニバスタウン計画を進める一環で、導入を検討しました。オムニバスタウンは、交通渋滞や大気汚染などの都市問題を解決するために、バスをはじめとした公共交通機関の利用を促進する制度です。
バス事業はグループ会社のしずてつジャストラインが行っていますが、鉄道とバスは密接なので、静岡鉄道もいっしょにIC化を進めました。

—— 導入にあたって、どのような苦労がありましたか?

導入当初、幸いなことにシステム上のトラブルはほとんどありませんでした。苦労というより、ICカードの便利さをいかに知ってもらうかという部分で工夫したことがいくつかありましたね。接触、非接触、チャージの概念も、使ってもらうまではなかなかわからないところですし。
そこでまずは、バス通勤している社員にテストカードを持たせて、カードをかざすという行為をお客様に見てもらうようにしました。また、お客様が多い時間帯に車内放送でカードについての説明を流しました。
これによって、“何をやっているんだろう?”から、“このカードのこと、聞いたことがあるよ!”のように、どんどん展開していったんです。
ICカードはなくしても再発行できること、磁気カードのように小さい投入口に通す必要がないことなど、利便性が高いですね。

—— 実際に見てもらうのは、いちばんのアピールですね。現在の発行枚数はどれくらいですか?

ルルカ全体ではトータル10万枚くらいです。ルルカプラスが約1万5千枚、ルルカパサールが約1万枚、ルルカポイントが約7.5万枚です。また、これまでポイント機能のみ提供していた磁気の旧センターポイントカードから引き続きの利用があるのは約40万枚です。
静鉄ストアで利用される方が多いので、現在のところ主婦層の利用者が多いですね。

—— 新しく予定されているサービスはありますか?

3月にICカードの定期を発売しましたので、新たな利用者の方も増えていると思います。車載機の故障や予期せぬトラブルに備えて、ICカードの他に紙の定期券も同時に発行して、いつでも相互に確認ができるように整えました。

それから、現在、駅周辺地域の再開発をやっています。その中で、ルルカを地域カードとしてもっと活用して、商店街の活性化などに役立つ方法はないかと考えています。
また、昨年9月より、関西のPiTaPa(ピタパ)カードと連携したLuLuCa+PiTaPa(ルルカ プラス ピタパ)のサービスを提供しています。スルッとKANSAI協議会の加盟承認を受けて、実現しました。ルルカプラスの子カードとしてピタパを位置づけ、現実には2枚のカードを使用しますが、関西地区の鉄道やバス、電子マネーによるショッピングにも利用できます。今後は全国で相互利用できればいいなというのが、交通事業者の夢としてはありますね。

ルルカ」体験レポートもあわせてご覧ください。