インタビュー

「かざす」文化の先駆者として、
今後も多機能カードとしての便利さを追究していきたいですね。

株式会社ソニーファイナンスインターナショナル
カード・クレジット事業本部 カスタマーサービス推進部門
マーケティング部 マーケティング企画課
係長 山本 武史氏

パソコンとインターネットが普及し、今では自宅にいながら気軽に「ネットショッ ピング」を楽しむ人たちが増えてきました。そんなネットショッピングをもっと 簡単に、安心して楽しめるクレジットサービスが「eLIO」です。

今回は、このeLIOの開発・運営を行っているソニーファイナンスインターナショナル株式会社にお話を伺いました。

eLIOがあれば、自宅で気軽に、安心してネットショッピングが楽しめる。

—— まず、eLIoはどのようなコンセプトで開発されたのか、その経緯を聞かせてください。

eLIOは、ソニーが持つFeliCa(フェリカ)の技術を使い、ネットショッピングをする時、クレジット番号を打ち込まなくても安心・簡単にクレジット決済できるシステムとして開発されました。投入を開始したのは2002年の4月です。関連会社であるビットワレット社のEdyが01年11月にサービス開始ですから、ほぼ同時期に開発を進めてきたことになります。

私は、ソニーファイナンスでeLIO機能が付いた「My Sony Card」のプロジェクトに最初から参画しています。

—— それでは、EdyとeLIOの違いを具体的に教えてください。

どちらもFeliCa技術を活用して簡単に支払いができる電子マネーという点では同じです。ただ、Edyはプリペイド型の前払い方式で、あらかじめ一定の金額をチャージしておくのに対して、eLIOは後払いのクレジット方式で、使用後に銀行(郵便貯金)口座から引き落とされる点が大きな違いです。Edyはコンビニやカフェなどリアルな場面で利用されるケースが多いですが、eLIOはネットショッピング専用の決済システムで、自宅やオフィスでインターネット上のショッピングサイトをご利用される際にご使用できるサービスです。したがって、限度額が決まっているEdy に対し、eLIOは、クレジットカードの限度額の範囲内であればいくらでも利用でき、分割払いやリボ払いなどお客様のニーズに合わせた支払いができます。

Edyの場合、音楽のダウンロードなど、どちらかというと小額商品の買い物に向いているのに対して、eLIOは高額商品の買い物に向いているといえるでしょう。

—— 一般のクレジットカードと比べて、eLIOはどういう点が安心、安全なのでしょうか?

通常のクレジットカードの決済では、事前登録していない限り、買い物の度にクレジットカード番号と有効期限を入力する必要があります。これらの個人情報はネットに流出する危険性もあり、実際、セキュリティに不安を持っているお客様が多いようです。一方、eLIOの場合はカードをカードリーダー・ライターにかざすだけで、カード内のICチップに入っている情報が暗号化され、インターネットを通じてソニーファイナンスへ届けられる仕組みになっており、ネット上に流出する心配もありません。カードそのものが無いと決済できないので、他人による「なりすまし」も防げるのです。しかも、カード番号や有効期限を入力する手間もいりません。

—— ネット上での個人情報流出の心配がないことは利用者にとっては本当に安心ですよね。それでは、eLIOの開発、マーケティングで苦労された点はどんなところですか?

eLIOは見た目には従来のプラスチックカードとほとんど変わらないため、本当に「電子マネー」としての機能を持っているのか半信半疑のお客様もいらっしゃいました。

そこで、店頭などで会員募集をする際に実際にパソコンとパソリを使ってデモンストレーションを行い、その便利さ、安心さを説明していく努力をしました。今では、SuicaやEdyなどが普及しはじめ、「かざす」だけのカードの利便性を実感されているお客様が増え、ようやく苦労が報われたかなと安堵しております(笑)。